サイレントヒルの感想一覧
映画「サイレントヒル」についての感想が6件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
ゲームをそのまま再現したような臨場感!
人気ゲームを映像化した、ホラームービー。ローズの一人娘シャロンには、夢遊病の癖があった。シャロンが時々つぶやく「サイレントヒル」という町の名前。その町はかつて炭鉱町として栄えたものの、炭鉱火災を起こして今は廃墟と化している。娘の治療のため、サイレントヒルを訪れたシャロンが見たものは・・・不気味な町サイレントヒルが、見事に映像化されています。霧につつまれた街、降りしきる白い灰、唐突に現れるクリーチャーなど、まるでゲームをプレイしているかのように物語が進んでいきます。また、クリーチャーの動きも迫力があって、良かったです。ゲームをプレイしたことのない人でも、世界観に浸れると思います!
『ゲームファン待望の映像化』
有名ホラーゲーム作品の、実写映画版です。ゲーム作品の実写化というと、それだけで駄作のレッテルを張られがちですが、本作は原作の雰囲気を見事に表現できています。ゲームの名物キャラクターともいうべき、レッドピラミッドシンクという怪物がいるのですが、これがとても忠実に再現されています。それだけでなく、無数のスカラベもしたがえて、原作以上の凶暴さを見せつける様は、一段と恐ろしいです。また、ストーリーも精巧に作られており、世界観はそのままに、新しいサイレントヒルの世界として楽しめます。正直、原作をこれほど忠実に映画化させられると、原作ファンの私も文句が出ません。不気味でグロテスクな雰囲気と、悲哀と憂鬱に満ちたラストシーン。原作を知らない方でも必見です。
あらすじとラストは理解できたけど、化け物達は必要??
高評価の作品らしい。ゲームをやってないので、あまり細かいことは言えないですが、ゲームファンからすればうまく映画化したということで評価してるのかな。個人的に、この映画が単純に面白いかという点で評価すると、うーんという感じですね。まず怖いというシーンはほとんどありませんね。看護婦の異形がいっぱいでてくるシーンは怖いというより、マイケルジャクソンのPVかと思いました。まあ、そういうシーンよりも、サイレントヒル独特の世界観を楽しむ映画じゃないでしょうか。簡単にあらすじを書きます。現実世界とサイレントヒルの世界の2つがあり、普段は決して混ざり合うことがありません。ただし、主人公の女性ローズの娘シャロンが、実はサイレントヒルの世界に住むアレッサの分身(アレッサが憎しみに心を支配されたときに切り離した善の部分)であり、このシャロンをサイレントヒルに連れていったことで、2つの世界を繋げる道を作ってしまい...この感想を読む
三角様最高です
同名タイトルの和製ゲームを原作にしたホラー映画。別名『静岡』基本的なシナリオは映画オリジナルとなっているので、原作を知らなくてももちろん楽しめる一作ではあるのだが、ゲーム版に出てくるクリーチャーが登場したりと思わずニヤリとしてしまう要素も数多く登場するので、興味が出てきたら原作をプレイしてみるのもいいかもしれない。ちなみにタイトルに出している三角様とは、シリーズ全作品に登場するわけでもないのにその圧倒的存在感で、シリーズのシンボルキャラクターとして扱われているクリーチャーである。画像を貼れないのがとても残念だが、詳細は映画を自分の目で観て確認してほしい。基本的に雰囲気を楽しむホラー映画ではあるのだが、シナリオもそれなりに練られていて楽しめるものなのだが、オチに関しては賛否両論分かれるかもしれない。まあホラー映画ってこんなもんだよね。この感想を読む
日本のホラーゲームを元にしたえらく怖いホラー映画。実在のアメリカの町が舞台となっているそうです。
この映画は確か錦糸町の楽天地で見たと記憶してます。えらく怖い映画でした。日本のホラーゲームが元になっているようで、そのゲームはアメリカに実在する町、セントラリアを舞台に作ったと言われています。このセントレアは、かつては鉱山で栄えた町で、1962年に坑内火災が発生、その火災はついぞ収まることなく、危険のため住民が退去した町は、ゴーストタウン化してしまったそうです。ぐつぐつと、地下で炎が燃え続け、地面から煙がもくもくと湧き上がる静かな廃墟の町は地獄のイメージで、ホラー映画にまさにぴったりですね。この映画は同じく2006年に公開された、堤幸彦監督の「サイレン」という邦画とよく似ています。辺境の廃墟と化した町にサイレンが鳴り響き、災厄に襲われる設定が一緒です。こちらの映画もなかなか怖かったと思う。こういうシンクロは面白いですね。どちらも和製ホラーな点も同じです。いきなり恐怖シーンが来るわけじゃなくて、...この感想を読む
お頭に自信がある人よ カモン
この現実の世界と自分に見えている世界と、共有している世界は違うんじゃないかと言う恐怖におびえる。これは自称頭が良いと思ってる人は見なくちゃいけない。裏の裏を何処まで見ることが出来るかと言うゲームにもなりえる。しザックアシモフのSFが好きな叩き上げのオタクなら、必ず見入ってしまうことになる。何が楽しいって頭脳ゲームが一番だ、最近はハリウッド、この類のパラダイム宇宙的な作品を沢山作っているが、日本の影響が多くみうけらっるようだ。あたった映画の要所要所に日本の職人が要を打っている。衣装だとかメイクだったり、舞台や照明のような細かくて繊細なところには日本の人が独壇場だったりする。そんなところにも眼を配りながら、この世とあの世とのめくるめく世界を映像の中で楽しみたい作品だ。