フライトプランの感想一覧
映画「フライトプラン」についての感想が7件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
カーチャンはつよいな
飛行中の旅客機の中、一緒に乗ったはずの娘が突然行方不明となる。間違いなく一緒にのった記憶があるにもかかわらず、周りの乗客の記憶にも一切ないどころか、乗員名簿にすら娘の名前が見当たらない。母親は幻を見ていたのか、はたまた何かの陰謀なのか。謎が謎を呼ぶ上空3万メートルの密室サスペンス。この映画は前半部分までは文句なくおもしろいです。娘を探す母親役のジョディフォスターの熱演もあり、悲しい現実を受け入れきれない情緒不安定ぶりや、それでも娘は生きていると確信する母の強さをうまく演じられていると思います。しかしいかんせん、後半部分のシナリオのお粗末さ強引さには疑問符しかうかびませんでした。なんかいろいろと惜しい作品だったように思いますね。それと最後に一つだけ、かーちゃん娘のためとはいえ迷惑かけまくったんだから、一言くらいは謝罪しろや!特にあの人に!この感想を読む
まさにアメリカンテイストな映画!
好き嫌いは別としてハリウッドというかアメリカ映画はとにかくストーリー性は二の次にしても派手なアクションだったり、映像が多い。きっとアメリカ人の嗜好に合わせているのだと思いますが、日本人の私としてはもっと重厚で練られたストーリー性があったほうが好きなのですが、たまには何にも考えずアメリカンテイストに浸るのも良いかなって思える映画でした。基本はずっと飛行機の中なのですが、ハラハラドキドキ!やはり母は強しって感じです。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、結局どっちだったんだい!とよく分からない結末な感じもします。前述通りストーリー重視派にははっきり言いまして向きません。
論理破綻のお話・・・・・
ジョディ・フォスターは良い女優だ,ジョディは良い映画に出る、ゆえにジョディの出る映画は良い映画だと言う論法が通用しない作品である。この話は何度見ても、おかしい。何処がおかしいかという点は、見る人によって違うだろうとは思う。問題の大きな点は、この映画は飛行機の中で自分の子供が消えた、飛行機の中で一人戦う母という宣伝だ。夫は自殺する、夫が死んだ妻をジュディは大変良く演じていて、孤独で混乱していて、一人で娘と世界中と対応していく苦しさを良く出している。しかし、何処をどう突付いても、小さな娘が消える、もしくは隠す理由が無いのだ。犯人は棺おけが欲しい、此処までは理解できる、大変同情もしたいと思う、しかしこの犯人には娘が邪魔だとか娘が死んで無いと困る理由が無いのだ。ワタシはこの映画を見たときに、脚本の中に穴が在ると誰も言わなかったのだろうかと、不思議に思う。
魅力的な謎のシチュエーション
夫が外国の主張先で事故死してしまい、娘と共に飛行機で亡骸を受け取って帰途につきます。途中の飛行機でヒロインが居眠りをしている間に娘の姿が忽然と消えてしまい、乗務員含めて誰も見なかったと証言。乗組員名簿からも名前が消えています。母親が単独で捜査を開始しますが、周りは彼女を妄想を抱いているとみなし逮捕されようとします。抵抗して乗組員との争いになるうちに真実が明らかになっていきます。このトリックの元ネタはヨーロッパの有名な都市伝説になるそうですが、上手くアレンジされていて、謎自体がとてもわくわくするほど引き込まれます。良質なサスペンスの一編だと思いますが、決着の付け方に個人的には多少不満を覚えます。シチュエーションも謎も魅力的なのだから、もうひとひねりほしかったかなとは思います。
このサスペンスはセンスがいい
2005年に製作されたアメリカのサスペンス映画です。かなり真相がわからないサスペンスです。最後の最後までこの物語の進行はわかりません。仕事先のドイツでの事故で急に旦那を失った奥さんはその解決や犯人探しをします。一度舞台はドイツからニューヨークに移りますが、かなり手の込んだセットに注目です。事件解決まで走る主人公に感動しました。その時またもや事件が起きます。離陸して何時間化して、飛行機で寝てしまった主人公の娘の姿がありませんでした。ここからはじまるかなり謎に包まれたこの作品は一見の価値ありです、目の話せない展開がまたスリリングに映ってかなりいい!まだ見てない人にはオススメです。
ぞぞぞー
矛盾というか疑問がいっぱいあるので、最後までみても完全にすっきりとはしませんでした。まず、乗客全員がグルというわけではなく、全く無関係の客だったにもかかわらず、娘の姿を見たという人が全然いなかったことです。いくら大人しくしていたからってそりゃーないでしょう。内部に共犯者がいたとしても、一客室乗務員にそこまでできるわけないってことばっかり。乗客名簿から消すとかそんな簡単にいくわけないしなぁ。それにしても娘が突然姿を消して、みんな知らないといい、しまいには娘なんかいなかったんじゃないかと言われ追いつめられていく様子、とても怖かったです。みている私も「あれ?これってもしかして彼女の妄想なのかな?」と思うほどでした。
ジョディ・フォスターの演技が良かった
夫の遺体を運ぶために飛行機に乗ったジョディ・フォスター演じる母親と娘。しかし、一緒に乗ったはずの娘が行方不明になってしまう。他の乗客や乗務員、さらには乗客リストにまで載っていない・・・これはどういうことか?母親はその謎を解明しようと奮闘します。娘を案じる母親の姿が上手く演じられています。まあ、設定にちょっと無理はあるかなって思うところもあるのですが、映画とはそういうものとして見れば問題ありませんでした。オチにもっとインパクトがあれば、よかったんですが。場所が飛行機という決まった中での展開ですので、ちょっと飽きてしまいましたが、そこそこ楽しめた作品でした。