the EYE 【アイ】のあらすじ・作品解説
角膜移植によって視力を取り戻した女性の恐怖を描く、2002年に公開された香港/シンガポール合作のホラー映画である。監督/脚本は「リサイクル -死界-」のオキサイド&ダニー・パンブラザーズ。シリーズは3作製作され、2008年にはハリウッドリメイク作「アイズ」が公開された。 幼い時失明したマンは、ロー医師による角膜移植手術を受け視力を回復する。けれど、視力が戻るにつれ見えたのは、生きている者ばかりではなかった。長年の夢が叶うと同時に絶望した彼女は、祖母が頼んだお祓いも効果が無く、自室に引きこもるようになる。が、見かねたロー医師と共に角膜のドナーの生家を訪ねるが…。 マンと同病棟の少女や同じアパートの少年など子供がいじらしく切ない。また車窓の映り込みやドナーの秘密、ラストの愕然とする仕掛けなど緻密に作り込まれている良作である。マンを「リサイクル -死界-」のアンジェリカ・リー、ローを「ドリーム・ホーム」のローレンス・チョウ、マンの姉を「RESET/リセット」のキャンディ・ローが演じている。