僕らはいつものあらすじ・作品解説
僕らはいつもは、藤宮あゆの漫画作品である。少女漫画のマーガレットにて2007年23号から連載を開始、2013年5号で終了、単行本として全11巻を刊行している。 今作品は、幼なじみの桜田典と村上京輔、三島冴花の3人が住むごく平凡な街に、小さな頃一緒に過ごした関川榛名が引っ越ししてくる、青春オムニバスストーリーである。 自転車に乗り急いで下校しようとする典を京が呼び止めると、典は榛名（はるな）を駅まで迎えに行くという。駅につくとまだ榛名は到着していないようで、8年ぶりの再開に不安と期待が交差する典。そんな時、駅からイケメンが現れ、電話を終えるとその携帯を池に投げようとする。思わず典は身を乗り出し受け止めるのだが、イケメンは典を見て、全然変わんないねと話した。 このイケメンが榛名だとわかると典は、昔の写真を見返して驚き、近所に住み、寂しそうな様子する子だったことを思い出す。駅からの道のり、典と榛名は近況のことを語りながら、榛名の自宅まで行く。しかし、榛名のおじさんはまだ帰宅していないようで、家の中に入れないのでそのまま待つことに、昔のように寂しそうな様子の榛名を見て典はあることを思いつく。
