キャラメラのあらすじ・作品解説
1996年から週刊ヤングジャンプに連載されていたキャラメラは、武富智原作の少年漫画である。コミックとしては全3巻が発売されている。 ゲームセンターキャラメルを舞台に、非日常と青春が織り交ざり、様々な人間関係が描かれている。主人公の学生は、パシリとして扱われる生活から抜け出したいと思いつつ、抜けられないもどかしさを抱えている。そんな時に吹き溜まりのようなゲームセンターで働く女性と、忘れられない出会いを果たす。初恋の人との再会、記憶喪失、ゲームセンターの閉店騒動と場面は怒涛のように進み、青春と人間模様が丁寧に描かれている。 思春期のもどかしい思いと、主人公が年を経て成長しく姿が描かれているため、青春群像劇であり叙情的なストーリーが見る者を惹きつける。10年以上前の作品であるため、絶版しているが復刊のリクエストの多い作品である。そのため中古市場でも人気が高く、各中古店では全巻セットや単品で販売されている。