風の陣のあらすじ・作品解説
漫画『風の陣』は本宮ひろ志氏による作品で、集英社の週刊ヤングジャンプに連載されていた。発表号としては、平成19年35号から平成20年48号までで、発表期間は2007年から2008年におよぶ。単行本は全6巻、57話から構成されている。 内容は、房総半島の葉浦に漁師の父親と二人暮らしをしている主人公の風間陣は風が見える少年であった。そんな彼の住む街にヨットマリーナが完成する。それをきっかけに、陣はシングルハンドディンギーや470級、クルザーなど様々なヨットで活躍すると共に、150年を超える歴史があり、世界中のヨットマンが挑戦する海のF1と言われるアメリカスカップを目指す若者たちを描いた物語である。崖から飛び降りて風にのる場面など漫画ならではの荒唐無稽シーンが多数あり、本宮ひろ志氏らしいどちらかというとスポ根漫画である。 ヨット漫画は珍しく、全国のヨットファンから注目され、日本セーリング連盟の会報誌に紹介された。