夕陽のガンマンの評価
夕陽のガンマンについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
夕陽のガンマンの感想
セルジオ・レオーネ監督のマカロニ・ウエスタンの傑作「夕陽のガンマン」
人名が軽視される所では、時には殺人が金になった。そこで賞金稼ぎが生まれた。このセルジオ・レオーネ監督の「夕陽のガンマン」の物語は、こんな乾いた口調で始まる。二人の凄腕のガンマンが、共通の敵に狙いを定める。その首に高額の賞金がかかった殺人犯インディオ。賞金稼ぎの一人は、初老の元軍人で、モーティマー大佐。カロライナ随一のガンマンで、身なりもきちんとした紳士。彼がインディオを狙うのには、別の理由があった。もう一人は、新顔の賞金稼ぎで、現在、荒稼ぎ中。目にも止まらぬ早撃ち。この二人が、時には協力し、時には騙し合いながら、インディオとその手下を追い詰める。自分の仲間までも騙して殺しながら、悪事を重ねるインディオが、時折、虚ろな目で思い出すのは、大切にしている時計の裏側にそっと隠した写真の美しい女性。インディオと手下の首にかけられた賞金を山分けする算段の二人の賞金稼ぎは、徐々に目的に近づくが、やが...この感想を読む