1・2のアッホ!!のあらすじ・作品解説
「1・2のアッホ!!」はコンタロウによるマンガ作品。1978年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載された。単行本は全10巻が発行されている。 本作はかつてシリアスなスポ根もの主流だった野球漫画シーンにお笑い要素をはじめて持ち込んだ「野球ギャグ漫画」の先駆けとして知られる。舞台は「友情学園野球部」、そこに集う「カントク」~太平洋戦争後も数十年にわたり孤島ジャングルにひそんでいた過去がある~やただ一人の野球部員「定岡」、また多くのキャラクターたちによりギャグストーリーが巻き起こる。 作品では多数の時事ネタが盛り込まれており、また実在の人物のパロディ(主人公の「定岡」のルーツは巨人軍の当時選手、ほかに王貞治をモデルにした「陽打治」よううちはる など)が登場するもの特徴となっている。 連載されていた時期を同じくする同系コンセプトの作品に「すすめ!パイレーツ」(江口寿史作)がありしばしば比較されるが、こちらの方が先の連載開始となっている。