尼僧ヨアンナのあらすじ・作品解説
尼僧ヨアンナは、1962年に公開されたポーランド映画である。原作は、小説「尼僧ヨアンナ」。監督は、「影」「夜行列車」「太陽の王子ファラオ」のイェジー・カヴァレロヴィチ。脚本は、イェジー・カヴァレロヴィチ、タデウシュ・コンヴィツキ。出演者は、ルチーナ・ウィンニッカ、ミエチスワフ・ウォイト、アンナ・チェピェレフスカ。 スーリン神父は、ある修道院にいる尼僧の悪魔祓いをするために小さな村を訪れていた。悪魔祓いに訪れた神父はスーリンで5人目であり、以前修道院を訪れたガルニェツ神父は火刑になっていた。スーリン神父が尼僧ヨアンナと話をすると、自分には8人の悪魔が宿っているからどうか守ってほしいと言うのだが、突如恐ろしい形相に豹変してスーリン神父に威嚇するのだった。神に敬虔な祈りを捧げる身でありながら、愛する心に苦悩する神父と尼僧の姿を描いたドラマである。 ワルシャワ人魚賞、カンヌ国際映画祭にて審査員特別賞を受賞した。