時計じかけのオレンジの評価
時計じかけのオレンジについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が5件掲載中です。
各項目の評価分布
時計じかけのオレンジの感想
何とも言えない気持ちが残る作品
作品自体は嫌いではないけれど、何とも言えない気持ちは残る作品かもしれません。主人公のアレックスは根っからのワル!強盗・暴力・麻薬、そして強姦といろいろとやっていたけれど仲間に裏切られて刑務所へ。根っからのワルのアレックスをもし洗脳実験で真人間にできれば、この治療方法が認められると彼を洗脳状態にしていく姿は奇妙でもあり不気味にも感じました。ずっと映像を見続け、その間ある音楽を聞かせる。洗脳が成功すればその音楽を聴くと吐き気や頭が痛くなるというあののたうち回る姿は今まで罪を犯してきたアレックスに対するある意味罰なのでしょう。その状態から逃げるために駆け込んだ家は自分が暴力で殺した女性の家というのも皮肉なもんです。気分はよくない作品ですが、実は好きな1本です。