頭上の敵機のあらすじ・作品解説
頭上の敵機は、1950年に公開されたアメリカ映画である。監督は、「慕情」「回転木馬」「陽はまた昇る」のヘンリー・キング。出演者は、グレゴリー・ペック、 ヒュー・マーロウ、 ディーン・ジャガー、ゲイリー・メリル。 1949年、ハーヴィ・ストーヴァルは、イギリスの骨董屋に並んでいるジョッキに釘付けになり、店に入って買い求める。店員にあまり良い状態の商品ではないと言われても、注意して包んでほしいと言うのだった。 ハーヴィはジョッキの包みを抱えたまま電車乗り、アーチベリーの飛行場跡へと赴いた。今では誰もいないその場所に立つと、ハーヴィの深い思いが回想されていくのであった。 1942年の第2次世界大戦中、アメリカ軍の第918航空群は、敵の攻撃に遭って深刻な被害が出ていた。生き残った隊員は仲間の酷い状態を目の当たりにして、心に傷を負う。モチベーションが下がった部隊が、ドイツへの危険な爆撃を成功させるまでの過程を追った作品である。 アカデミー賞で音響賞、助演男優賞を受賞した。
