猿の惑星の感想一覧
映画「猿の惑星」についての感想が6件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
まじで怖いです。
初めてみてからずっとゴリラの将軍?が忘れられません。ものすごく怖い。そしてリアルです。そのことがトラウマなのか、ゴリラのお面なんか怖すぎて、定番ホラーキャラクターよりも悲鳴がでます。猿の種類にあわせて惑星社会の中での役割を創り上げたのでしょうが、うまく考えられていると思います。ああいう警察(治安部隊)に追いかけられたら、心臓麻痺が起きてしまいそうです。お話はいかにもありそうなことで、なんとなく現実味があるように思います。最後のどんでん返し、これも恐ろしいですね。もしかしたら、スプラッター満載のグロテスクなタイプのホラー映画よりも怖いかもしれません。
おいパッケージ!
パッケージで豪快にネタバレしちゃってる事で随分有名な作品ですが、映画自体は、とてもよく出来た映画だと思います。それとパッケージバレに関して一つ言及すると、あれはそこまでネタバレというほどのものではないと個人的には思っています。自由の女神が沈んでる!?地球に一体何がおこったのだろう?と最初に興味を駆り立て、ストーリーを追うごとに、少しずつ少しずつ核心へと近づいていく。いえ、核心に近づくというより、結末を理解するためのヒントといった方が正しいでしょうか。そして、最後パッケージとストーリーがリンクした時、大きな驚きと共に、なるほどそういう事もあるのかもしれないな。と思えるのではないでしょうか。さすがの名作だと思います。それにしても、お猿さんは歴史や考古学にはあまり興味がないのでしょうかね。
史上最大のネタバレ
もう、この作品に関しては、見たことがない人でもラストシーンのことは知っているでしょう。なんたってパケ写に使われているんですから(笑)原作と異なり、猿たちがのっけから英語で話しているので、すんなり意思の疎通が通るうえに、テイラーたちは彼等の話も理解できちゃうわけですが…映画の尺に合わせた変更点であり、かつ、結果的にこの映画はまとまりよくできあがったな、という気がします。制作年代を考えても、猿たちのメイクはほんとーにすごい。コーネリアスの中の人の顔を、後年テレビで見ているのですが、そっちの顔は忘れちゃいました(笑)60年代の映画ですから、映像的には美麗だとかいうことはありませんが、風景のとり方、ドコドコパコパコいう音楽との取り合わせに味わいを感じてしまいます。そういうアナログ感も含めて、わかっちゃいるけど、やっぱりラストが好きです。
地球の未来の姿・「猿の惑星」
製作されたのが、名優・チャールトン・ヘストンが華々しく活躍していた時代でもあり、既に45年も前(1968年のアメリカ映画)の映画になっていた。この映画のラストシーンは、主人公のチャールトン・ヘストンが、海岸の波打ち際の砂に向かって地団駄をふむシーンであろう。 其れもその筈、観客も同じく予想もしなかった大ドンデン返し、ガックリする意表の結末が待ち受けていたのである。このシーンだけは一回コッキリ観ただけで、100年経っても忘れる事が出来ないシーンであろう。宇宙飛行を続けていた宇宙飛行船が故障のために、トある惑星に不時着する。 この惑星は猿が支配する惑星であった。 この猿たちは未だ人間ほどの文化、文明を有してはいないが、言葉を喋り、集団で道具を使用して生活をしていて、人間で言うなら弥生期から古墳時代あたりの生活をしていたのである。不時着した人間の三人は猿たちに囚われ、虐げられ、やがて人体実験にされよう...この感想を読む
SF超大作です、マニアにオススメ
現実的に起こり得ないからSFなんです。そんなはずはないと思うのがSFなんです。映画でないと作れないのがSFであり。この作品のいいところはそのあたりのSFにおける非現実的な空想から始まるこの惑星の物語です。これはアメリカの作者が空想でえがいたものですので、かなりオリジナリティがあります。保管惑星に不時着したこの主人公らが発見したのが猿の惑星でそこで奴隷として生活が始まります。かなりサルたちも強そうなので見てて変な感じですが、面白いのは確実です。またこの作品かなり世界的に有名で今ではおもちゃなども販売しているメーカーなどもありますので、その知名度ははかりしれないですね。
独特の雰囲気があるSF
宇宙船でとある惑星に着いた主人公たち。そこでは人間らしき集団にめぐりあいますが、彼らは喋れません。そんな折に何か恐れたように人間たちが逃げ出し始めます。そこでは武器を持ち、知性をもった猿が人間たちを狩りはじめたのです。そう猿が支配する惑星であったのです。有名な作品ですが、これは他のハリウッドSFと違って独特の雰囲気を持ちます。ハッピーエンドでもなければ笑える作品でもありません。しかしつい最後まで見てしまう面白さがあるのは否めません。緊迫した音楽も優良だし、独特の表現や美術もマッチしています。最後には驚きの事実が用意されていますが、それはここでは書かないでおきましょう。SF好きなら間違いなく楽しめる一作です。