度胸星のあらすじ・作品解説
度胸星は、2000年から2001年にかけて週刊ヤングサンデー上で連載された漫画家・山田芳裕による日本の漫画作品である。連載途中において、編集部の方針転換など諸般の事情で打ち切りとなり未完となった作品である。 NASAが火星へと送り込んだクルーたちからの交信が途絶え、クルー救出のための乗組員が全世界から新たに募集される。日本ではNASDA(現JAXA)からの募集に、主人公であるトラック運転手の三河度胸が亡き父の夢をかなえるために応募、厳しい選抜試験を受ける。一方、火星では乗組員たちを襲った謎の意思を持つ物体「テセラック」と、唯一の生存者スチュワート宇宙飛行士の絶望的な戦いが繰り広げられていた、というストーリー。 度胸たちが火星へと向かい、テセラックの正体が解明されつつあるところで話は終わっており、ファンの間で連載再開を希望する声も強い人気作品となっている。 単行本は小学館からヤングサンデーコミックスとして全4巻・小学館文庫版全3巻のほか、講談社から完全版全4巻が出版されている。