花ざかりの君たちへの感想一覧
漫画「花ざかりの君たちへ」についての感想が4件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
男子校に女子一人と言えばこれ
数々ある逆ハーレムの代表なんといっても、逆ハーレム・イケメンパラダイスと言えば「花ざかりの君たちへ」。男子校に突如として飛び込む芦屋瑞稀。理由は綺麗な高跳びを飛んでいた日本人の男の子に会いたかったからというだけの理由。何とも理由が謎だけれど、確かな行動力・一生懸命さには心打たれるものがあり、かわいさも非常に魅力だ。作者の中条さんの絵がこれまたうまいのなんのって…たいていの男装した男の子の場合、男の子に寄ってしまって全然風貌が変わってしまうか、見た目がまんま女の子っぽくてもろバレな仕上がりになってしまうかなのに、芦屋瑞稀は見事にちょうどいい感じなんだよね。ただ少し古い漫画なので、瑞稀が女の子っぽい恰好をしたときの服装が何ともダサい感じ…そりゃーひと昔前なのだから仕方ない…。男の子の格好のときはすっごく似合っているんだけどね。愛蔵版のまとまった「花ざかりの君たちへ」では、巻頭にカラーで何枚...この感想を読む
咲き誇れ、青春。
ころころ変わるキャラクター達を見る。高校生、15~18歳の時は、大人でもない子供でもないという曖昧な年頃は、多くの作品で取り上げられる年代だと思います。この年頃の子たちを見ている時、一瞬一瞬が違って見える場面があります。ある時は「お、大人の意見を言ってるな」、また見てみると「あれ、子供みたいに無邪気だな」とその時によって見える姿が変わるように思えるのです。ころころと変わりながらも大人に近づいていく彼らを見るのは、楽しいと思います。この作品はそんな彼らを、瑞稀という「男の子に変装した女の子」という特異な視点から見ることにより、何気ない日常はこんな風に出来ていて、成長していく彼らを見ることが出来るのではないかと考えます。飛び込む勇気とは何か。主人公・芦屋瑞稀は、憧れである佐野泉を追いかけて、遠くアメリカから桜咲学園まで転入してきます。物語の中で女子1人の環境を助けてくれる人にも出会います。...この感想を読む
逆ハーレムの代表作
女の子が男装して男子校へもぐりこむ逆ハーレム芦屋瑞稀は佐野泉の高跳びの姿にあこがれていました。しかし佐野泉はなぜか高校で陸上競技をやめてしまっていた…そこで彼にどうしても会いたくて、どうしてももう一度高跳びをやってほしくて、瑞稀は単身アメリカから日本へやってくるのです…と、ここまでわかる。しかし、なぜ男子校に女子が男子生徒としてもぐりこめる?!ここは完全にファンタジーですよね…なんでそういう判断になるかなーとしてなんで認められちゃうのかなー??そして高跳びをさせたいっていう理由だけじゃないもんね。恋だなー…思い切りの良さは日本人にないアメリカの特徴を出してるって感じでしょうか。とりあえずリアルかどうかを言っちゃうと元も子もないので置いときます。逆ハーレムは憧れのドリームですからね…ただ、この中で千里みたいにオネエというか、同性愛ありの人物も登場しているので、なんかそのへん時代だなーって...この感想を読む
イケメンパラダイス?
「花ざかりの君たちへ」は中条 比紗也先生の恋愛コミックです。当時私は中学生だったんですが、中学に入ってから、花とゆめを読み出す子がふえてきて、花ざかりはクラスの女子みんな好きでよんでました。なのでその10年後?くらいに、ドラマ化ってなったときはかなりびっくりした思い出があります。しかも「花ざかりの君たちへ〜イケメンパラダイス〜」って感じのタイトルでしたよね?別に当時はイケメンパラダイスや〜と思って読んでたわけではなかったので、この、女性視聴者獲得する気まんまんのサブタイトルがいやで、私はドラマを一度もみませんでした。話がちょっとそれちゃいましたが、本家花ざかりはとってもおすすめです。