東京深川三代目のあらすじ・作品解説
東京深川三代目は、1987年より週刊少年ジャンプにて連載されていた、秋本治原作の読み切りの少年漫画である。 東京の下町を舞台に、立花工務店の三代目、立花静を中心にして、江戸っ子気質を持つ町の人々との交流とともに物語は進んでいる。また、この作品の主人公である立花静の、職人気質たっぷりで威勢がよく、口は悪いが温かいという下町の人らしい性格が、下町の情緒や町の人々の優しさをまじえて描かれている。ストーリー中には、同原作者の代表作である、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の登場人物とお互いにゲスト出演させたシーンもある。1999年12月には同じ集英社より全1巻のコミックスが刊行されているほか、週刊少年ジャンプでは、同作品の「江戸下町祭り編」も掲載され、「秋本治傑作集(下)」に、同作品などと共に収録されていて、秋本治の作品の中でも人気の作品の一つとなっている。また、1970年から1971年にTBS系列で放送された「東京赤坂三代目」は、同漫画の原作者である秋元治が、作品を描く際に、主人公のイメージの参考にしたドラマである。