ユリア100式の評価
ユリア100式についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ユリア100式の感想
据え膳を…
寸止めというものをこれほどか、というほどに体現した作品である。準成年漫画とでも言うべき内容でとある博士によって作られた、自意識を持って動くことも可能な「ダッチワイフ」ユリア100式が主人公とHするためにあの手この手を使って誘ってくるのである。しかし主人公である瞬介はこの据え膳を食わない。男の風上にも置けないと思っていたら彼女がいるからであるそうな。むしろ男の風上にも置けないのは私だったのだが、しかしこうも寸止めばかりではやるせないのも事実である。実際荻尾ノブト先生の絵は地味だが妙なエロチシズムがあり、それがこの作品の一番の魅力であるのは事実である。果たして寸止めの先に進むことは出来るのか、成年漫画になってしまうのか。次巻以降が気になって仕方ない作品である。