空想科学エジソンの評価
空想科学エジソンについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
空想科学エジソンの感想
ファンタジーな科学
造りこまれた世界観この作品は全3巻という短い作品でありながら、世界観が緻密に作りこまれています。部品を一つ一つ書き込まれた精密機械の数々やアクロバティックな闘争シーンなど、ファンタジーというには科学的過ぎ、ジブリの「ラピュタ」を少し思い起こさせる世界観です。作品中には独特の空気が流れていて読み進めるごとに物語に引き込まれていきます。腕利き機械工の少女ミロ主人公のミロは上空から滝が流れ落ちる深い岸壁に周囲を囲まれた小さい村で暮らしていました。この村には機械じかけのものが沢山あり、その機械に支えられながら村人は暮らしています。ミロは若い女の子にも関わらずその修理やメンテナンスを請け負っており腕も確かです。村では重宝がられて、皆に慕われているようでした。この村は非常に閉鎖的で村から出て外の世界へ行くことは禁忌とされています。元気はつらつな明るい女の子であるミロにはこの村は窮屈なようだったので...この感想を読む