からかい上手の高木さんの感想一覧
漫画「からかい上手の高木さん」についての感想が4件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
からかい上手と からかわれ上手
高木さんのからかい方は 何が上手なのか高木さんは、ドキッとする様な事を言って照れさせたり、勝負事を持ち出して競争心を煽ったり、悔しい思いをさせてリベンジさせようと仕向けたりと、男心を動かすのが絶妙であり、まさにタイトル通りの「からかい上手」である。では一体、高木さんのからかい方が上手なわけを考えてみようと思う。【理由その1】ドキッとする様な事を 結構言う必ず、という訳では無いが、西片をからかっているときに高木さんは、ドキッとする事を言う。例えば第1巻「プール」では、見学する西片をからかった後、「手 治ったら 一緒に泳ごーね。」と言って西片を照れさせている。同じく第1巻「筋トレ」では、高木さんにからかわれた回数分筋トレしていた西片をからかった後、「なんかたくましくなった気がするし。」と言って西片を照れさせている。続く第2巻「腕ずもう」では、腕ずもうで勝負中、「今日 手つないで 帰ろっか。」と言って...この感想を読む
主観的なレビュー
概要からかい上手の高木さんは主に高木さんと西片くんという中学生をメインキャラにしたお話です。キャラの好き嫌いはあると思いますが、彼女と彼はいつもからかい合っていて、いつも高木さんが西片くんの一枚上手をいくという話になります。高木さんとは高木さんは、いつも西片くんからかい、西片くんはいつも高木さんに仕返ししてやろうと思っています。個人的に漫画を読んでいると高木さんはどんなからかいをして西片くんを”ぎゃふん”と言わせるのだろうといつも考えてしまいます。正直いつも作者に「そうきたかぁ」って思わせられるからかい方が多いので、その点も魅力だと私は思っています。また、高木さん魅力は別な部分にもあります。中学生の心はかなり不完全なもので、ひとつひとつの行動に一喜一憂してしまいます。しかし、高木さんは、西片くんの言葉の裏を読み敏感に西片くんのやろうとしていることを察し、そのうえで鈍感な行動に移すといっ...この感想を読む
絶妙な掛け合いがムズムズさせる物語
高木さんの気持ちがわかってるだけにキュンとくる絵のフォルムや高木さんの口ぶりからは、まさか彼らが中学校1年生とは…なかなか気づきかない。それにしてはずいぶんと大人を虜にしてくれる、ほんわかしたストーリーである。高木さんと西方くんのやり取りにのみ焦点が当てられ、エピソードは1話で完結するようになっているのでかなり読みやすい。あっさりしているのに、なぜか続けてずーっと読めてしまうお話だ。絵がかわいいというか雑というか…ほのぼの系である。西方くんを常に強烈にバカにしていく高木さん。でも好きな気持ちもきっと本当。第1話の消しゴムのくだりは本当によかったな~。ばれたらおもしろくないけど、どっかのタイミングでばれたらな~…っていう願望もありつつ。かなりウズウズした。絶対高木さんかわいい顔して名前書いたよね…背景に何か特徴があるわけでもないし、高木さんがいかにして西方くんを茶化していくか、そしてたま...この感想を読む
やり取りが癖になるラブコメディー
はじめから気持ちはネタバレしている中学校1年生の西方くんと高木さん。彼らのやり取りだけに焦点を当て、1話完結でエピソードが描かれていきます。絵はかわいい系で、おっとりした感じ。背景の特徴的な表現もなく、高木さんがどう西方くんを茶化すのか…これだけで進んでいきます。1話の時点で、強烈に西方くんを馬鹿にする高木さんですが、消しゴムには一世一代の賭けでちゃんと西方くんの名前を書いているという…高木さんだって、少しはドキドキしながら書いたんじゃないかなと予測されますよね。かわいいじゃないですか、好きな子をいじめて楽しみたいというのは。そのため、いつ気持ちの爆発する時が来るのだろうかと期待しながら読み進めていますが、西方くんをいじめるのもすっかり趣味になっているらしく、早めのラブな展開はないなー…って思いますね。純粋に高木さんのからかいスキルを見せてもらい、西方くんの残念っぷりにクスッと笑い、今度誰...この感想を読む