ぼくの防空壕のあらすじ/作品解説

ぼくの防空壕のあらすじ・作品解説

ぼくの防空壕は、2005年に制作されたアニメである。原作は野坂昭如の「戦争童話集」。脚本と監督は竹内啓雄、作画監督は大久保修。声の出演は、ゆうちゃん役は大久保祥太郎、笠松哲雄役は飛田展男、笠松友子役は久川綾。 昭和18年、主人公のゆうちゃんは、戦時中でも元気いっぱいに暮らす男の子。家の床下に防空壕を作ることになり、ゆうちゃんは父親が防空壕を掘るのを手伝う。しかし防空壕が完成した後に、父親は出征してしまうのだった。 ある日、防空壕の中にいたゆうちゃんの前に父親が現れる。驚くゆうちゃんだったが、父親と一緒に防空壕の壁を抜けると、そこは砂漠だった。 敵軍がきて機関銃で応戦する父親に、敵軍が来たことを知らせるように頼まれたゆうちゃんは、元の場所へ戻ろうとしたところで目が覚める。やがて父親が戦死した知らせが届くが、防空壕の中では変わらずに父親に会えるのだった。 ゆうちゃんの不思議な体験を通して、戦争の悲惨さと家族の絆を描いた童話作品である。

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