アニメーション制作進行くろみちゃん 日本のアニメは私が作る!のあらすじ・作品解説
アニメーション制作進行くろみちゃん 日本のアニメは私が作る!は、ゆめ太カンパニー(現TYOアニメーションズ)が制作した、アニメーション制作会社で働くことになった女性の奮闘を描いたコメディ作品である。 全2作品で、2001年に1作目、2004年に2作目が発売された。 監督と絵コンテは大地丙太郎、声の出演は、大黒みき子役は麻生かほ里、四本松浜子役は安原麗子、八月朔日八朔役は、松本吉朗が行った。 主人公の大黒みき子は、念願のアニメーション制作会社「スタジオプチ」で働くことになる。しかし初日から制作デスクを任されてしまい、アニメの放送日が迫っているのに原画が全く出来上がっていないことに驚愕する。早速アニメーターの家を回って原画の回収に行くのだが、クセのあるアニメーターばかりで、なかなか原画が集まらないのだった。 アニメーション制作会社の厳しい現状をテンポ良くコミカルに描き、東京国際アニメフェア21でオリジナルビデオアニメ部門優秀作品賞を受賞した。
アニメーション制作進行くろみちゃん 日本のアニメは私が作る!の評価
アニメーション制作進行くろみちゃん 日本のアニメは私が作る!の感想
暑苦しいほどの情熱が心地よい
主人公の魅力まずは「くろみ」の命名に驚かされました。大黒 みき子(おおぐろ みきこ)おおぐろみきこ ̄ ̄ ̄フルネームの真ん中を切り取って「くろみ」と呼ばれ、このような命名手法が、制作現場で使われているプチ知識が面白かったです。これは、このアニメ作品のオリジナル要素なのでしょうか。しかし、一般的なアニメ作品の登場人物を、このように略すことは少ないのではないでしょうか。苗字と名前の頭文字をとり、「おおみき」とか命名されそうなものです。アニメ本編の中で、さも当然のように命名されていたので、私自身は業界内における一般的な命名方法なのだと受け止めています。また、彼女自身のキャラクター性においても魅力的だと思います。目の前のことに全力で走っていけることが、「くろみ」の強みなのではないでしょうか。そして、周囲が無意識のうちに、そのペースに巻き込まれていく様子が印象に残っています。そして、予想はしていまし...この感想を読む