盲導犬クイールの一生のあらすじ・作品解説
盲導犬クイールの一生は、2003年6月16日から7月28日まで、NHKで放送されたドラマである。原作は、秋元良平と石黒謙吾による、実在の盲導犬を取り上げた写真集で、ベストセラーになり、後に様々な関連本が発行された。放送時には、視覚障害者向けに解説放送が行われた。 お腹に翼を広げた鳥の模様があるラブラドール・レトリーバーのクイールが盲導犬として成長し、一生を終えるまでを、周辺の人々とのふれあいを通して描いた話である。幼少期のクイールを育てるパピーウォーカーの夫婦に沢口靖子と勝村政信、生ませの親であるブリーダーに壇ふみ、犬嫌いの盲導犬利用者に玉置浩二、その他、うじきつよし、真木よう子らが出演した。 クイールとそのパートナーの話が描かれる4話以降は、玉置とうじきの名演で評価が高い。また玉置は後に北海道盲導犬ユーザーの会のために、「ひかり」という曲を提供した。2004年には崔洋一の監督のもと、「クイール」の名で映画化もされた。
