木枯し紋次郎の評価
木枯し紋次郎についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際にドラマを観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
木枯し紋次郎の感想
泥臭くてカッコいい、寂しくて温かい
孤高でいて、人間らしい「ツンデレ」ヒーロー「単なる正義の味方ではないニヒルな孤高の渡世人」という(当時としては)斬新なヒーロー像が主人公・紋次郎の魅力だという意見もありますが、自分が生きる事や他人に対して一見投げやりなようでいて、その実、時には這ってでも、泥水をすすっても懸命に生き、そして「あっしには関わりねえこって」の名言を口にしつつも、結局は誰かを助ける為に体を張り、剣を振るう事もある、そんな我々も持ち合わせているような「人間らしさ、人間臭さ」が紋次郎の魅力であり、時代を超えて共感を得られるヒーロー像に繋がっていると考えます。「カッコ悪い」が「カッコいい」闘い時代劇といえば、派手な殺陣や格闘シーンで、無敵の主人公がスタイリッシュなチャンバラで敵を一網打尽にするのが一番の見世物であり見どころですが、当作品での闘う場面は、主人公が時には所謂「へっぴり腰」のような姿勢で刀を突き出したり、普...この感想を読む