宇宙家族カールビンソンのあらすじ・作品解説
「宇宙家族カールビンソン」は、少年キャプテンや月刊アフタヌーンで連載していたことのある、あさりよしとお原作のSF漫画である。この作品のタイトルは、アメリカのテレビドラマ作品「宇宙家族ロビンソン」と、日本に寄港した米軍の原子力空母「カール・ヴィンソン」からとったものである。掲載誌が2回かわっており、そのたびに1から連載をスタートし、すべて未完で終わっているため、この作品全体は3つの世界観にわかれている。 この作品の主人公は、本作の中で唯一の地球人であるコロナ。事故を起こしてしまった宇宙船の生き残りで、ちょっとわがままだが心優しい女の子である。その他の登場人物としては、ウエスナー星宇宙軍独立空間騎兵隊所属のおとうさん。コロナを助け出し、コロナの育ての父親となった。その他に、おかあさん、ペットのリスのターくんなどがあげられる。 宇宙歴昭和47年に宇宙船同士が衝突事故を起こし、惑星アニカに墜落してしまう。たったひとり生き残った赤ん坊を、家族を演じて育てていくというストーリーである。