すずらんのあらすじ・作品解説
すずらんは、1999年にNHKの朝の連続テレビ小説として放送された日本のテレビドラマである。 脚本は、このドラマ以前にも朝の連続テレビ小説「あぐり」の脚本を担当していた清水有生。 この作品は、北海道の小さな明日萌駅に捨てられ、その駅の駅長に養女として育てられた主人公・常盤萌（後に結婚して日高姓に）の波乱万丈に満ちた人生を描いた作品である。主人公の生きた大正末から平成までの日本の鉄道の発展も劇中では描かれた。 主人公の萌を演じたのは、柊瑠美、遠野凪子、倍賞千恵子の3人の女優陣である。少女期を柊、青年期を遠野、晩年とナレーションを倍賞が演じた。物語の一番はじめは、倍賞演じる晩年の主人公が孫と一緒に自分のルーツとなった北海道の廃駅に降り立ち、自分の人生を振り返って語りだすといったシーンから始まる。 また、この作品は物語前半部分をいがらしゆみこ作画で漫画化され、コミックも発売された。そして、テレビ版では描かれなかったサイドストーリーの映画も公開された。
