炎立つのあらすじ・作品解説
炎立つはNHKで1993年7月4日から1994年3月13日にかけて放送された時代劇で、NHK大河ドラマの第32作目にあたる。最高視聴率21.6%、平均視聴率17.7%を記録した。 全12回の第一部「北の埋み火」、全8回の第二部「冥き稲妻」、全15回の第三部「黄金楽土」の三部構成となっており、奥州藤原氏の歴史が描かれた。第一部の主人公である藤原経清と第三部の主人公である藤原泰衡を渡辺謙が、第二部の主人公である藤原清衡を村上弘明が演じた。ナレーションはアナウンサーの山根基世が担当した。 原作は高橋克彦の同名の小説である。ただし、第三部に関しては小説とドラマとの相違点も多く、原作ではなく原案とされている。 岩手県や秋田県など東北で撮影が行われたが、江刺市に造られたオープンセットは撮影終了後も「えさし藤原の郷」というテーマパークとして残されており、他のドラマの撮影に使われることもある。 2007年にはDVDが発売された。