独眼竜政宗のあらすじ・作品解説
独眼竜政宗は、1987年1月4日～12月13日の日曜夜8時に放送された、NHK大河ドラマの25作品目である。 原作は山岡荘八の小説の「伊達政宗」で、仙台62万石の礎を築いた伊達政宗の波乱の生涯を描いた作品である。 脚本はジェームズ三木、主役の伊達政宗を渡辺謙が演じている。 一代で勢力範囲を急速に広げた伊達政宗は、幼少期に片目を失ったため「独眼竜」とも呼ばれ恐れられた奥州の戦国武将である。その幼少期にあたる梵天丸のエピソードは初回から8話中盤まであったため、7話までは主役の渡辺謙は一切登場しないのだが、「梵天丸もかくありたい」という台詞が流行するほど最初から人気を集めた。 平均視聴率は39.8％、最高視聴率は47.8％を記録した作品で、大河ドラマの中でも最大のヒット作といえる。本作の人気により、仙台市などには観光客が殺到し、舞台となった地域の活性化にも一役買った。オープニングで史実の解説を入れる手法や、レーザー光線や逆光などの当時の最新技術を駆使したオープニング映像なども注目された。
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