ロマンスのあらすじ・作品解説
「ロマンス」は1984年4月2日から同年9月29日にかけて放送された、NHK連続テレビ小説の第32作目にあたるテレビドラマである。平均視聴率は39.0%、最高視聴率は47.3%を記録した。「おはなはん」が大ヒットして以降、連続テレビ小説では女性が主人公の作品が続いていたが、本作は1967年度の「旅路」以来、17年ぶりの男性主人公の作品となった。男性が単独で主演をつとめる作品としては1965年度の「たまゆら」以来である。また、青年男子が主演となるのも初めてのことで、これ以降は男性を主人公としたドラマも制作されるようになる。主人公を演じた榎木孝明はこれがテレビデビュー作で、主題歌も歌った。連続テレビ小説では初めての歌詞入りのオープニング曲である。 日本映画の夜明けである明治末期、はるばる北海道から上京して活動写真に青春をささげ、やがて映画監督になる2人の若者を中心に据え、映画が日本国内を席巻していく過程を描く。 NHKアーカイブスでダイジェスト映像を見ることができる。