Yの悲劇のあらすじ・作品解説
「Yの悲劇」は、1978/07/15から1978/08/19にかけて、フジテレビ系列のゴールデンドラマシリーズで放映された作品である。 原作は、1932年に発表されたアメリカ合衆国の推理作家エラリー・クイーンによる長編推理小説で、ドルリー・レーンを探偵役とする「悲劇」4部作のうち、前作『Xの悲劇』に続く第2部である。 原作は、家族全員が奇人変人で有名なハッター家で起こった毒殺未遂事件の謎に、元舞台俳優の名探偵ドルリー・レーンが挑むという内容であるが、本作品では、設定を日本・登場人物も日本人としている。(ハッター家の「ハッター」は、ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』に登場するMad Hatterが由来である。) ドルリー・レーン役に該当する南郷亮治役は、石坂浩二が演じており、他に、八千草薫・ 夏目雅子・ 江原真二郎・ 左幸子らが出演している。(なお、本作は伝説の女優・夏目雅子の、連続ドラマ初出演作品でもある。)