新・平家物語のあらすじ・作品解説
「新・平家物語」は、1972年1月2日から12月24日まで、NHKで放送されたテレビドラマで、大河ドラマの第10作目にあたる。 原作は、吉川英治の同名の大河小説で、平家一門の栄華とその滅亡が描かれている。 本作品において、仲代達矢演じる主役の平清盛は、現実主義的な考えを持った人間として描かれ、高橋幸治演じる源頼朝は、策略に長けた男として描かれている。また、志垣太郎演じる源義経は、スーパーヒーローとして描かれており、滝沢修演じる後白河院は、良心の呵責に悩まされる一老人としての一面が描かれている。 また、女優陣としては、常盤御前役として若尾文子、政子役として栗原小巻、美福門院役として小山明子、祇園女御役として新珠三千代が出演しており、華麗な美の競演が展開されている。 その他、平時子役に中村玉緒、経盛役に郷ひろみ、北條義時役に西田敏行、崇徳院役に田村正和など、大河ドラマの第10作目を記念して、豪華な顔触れを揃えた作品となっている。