悪魔くんのあらすじ・作品解説
悪魔くんは1966年10月6日から1967年3月30日にかけてNETで放送された特撮テレビドラマである。当時週刊少年マガジンで連載されていた水木しげるによる漫画を原作としている。プロデューサーの平山亨は当初マガジン版よりも前に描かれていた貸本版をドラマ化しようとしていたが、こちらはテレビ向けではないという理由で実現しなかった。原作者の水木しげるの案により、1話間完結式の作品となっている。また、オープニング曲とエンディング曲は水木しげる自らが作詞を担当した。 金子光伸演じる主人公の山田真吾が、吉田義夫演じる悪魔メフィストと共に悪い妖怪などと戦うというストーリーである。なお、病気のため吉田が途中で降板しており、10話からは潮健児演じるメフィストの弟が登場した。怪獣ブームだったこともあり、ペロリゴンなどの巨大なキャラクターも多数登場している。その結果、制作費は予算の3倍にも膨らむこととなった。 1986年9月15日にはリメイク版が単発ドラマとして放送されている。