銀河英雄伝説の名言/名セリフ

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銀河英雄伝説の名言

銀河英雄伝説の名言集です。現在15件が登録されています。

全体を100としてそのうち51を占めれば多数による支配を主張できます。ところがその多数派もいくつもの派閥に分かれています。すなわちその51のうち26を占めれば100という全体を支配できます。

ハイドリッヒ・ラング

民主政治の体制、本質について、上司と語り合う。

政治家とはそれほど偉いものかね。私たちは、社会の生産に何ら寄与しているわけではない。市民が納める税金を、公正に、かつ効率よく再配分するという任務を託されて、それに従事しているだけの存在だよ。

ホワン・ルイ

ヤンの査問会が終わった後、彼の態度に立腹した政治家への一言。

卿に罪は無い。一度の敗戦は、一度の勝利でつぐなえばよいのだ。

ラインハルト=フォン=ローエングラム

作戦失敗し、陳謝しにきた部下へ告げたセリフです。労いの言葉も告げています。

謀略によって国が立つか!真義によってこそ国は立つ

ウォルフガング・ミッターマイヤー

自国(銀河帝国)に降伏した敵国(自由惑星同盟)の知将を証拠もないままに処断しようとした同僚、それを擁護しようとした自国の参謀に対して反論したセリフ

この世で最も醜悪で卑劣なことはな、実力も才能もないくせに相続によって政治権力を手にすることだ。

ラインハルト=フォン=ローエングラム

自分が仕えている王朝について冷静にかつ大胆に苦言を言っています。そして自らの手でそれをひっくり返そうとしています。

権力とはそれを獲得した手段ではなく、如何に行使したかにより正当化されるのだ。

パウル・フォン・オーベルシュタイン

キルヒアイスが殺害されたことを口実に権力奪取を計画。その計画に反発する将官達を抑えるべく発した名言。

助からぬものを助けるふりをするのは、偽善であるだけでなく、技術と労力の浪費だ

パウル・フォン・オーベルシュタイン

自分の怪我がもう助からないのを知って、それでも助けようとした部下や医師に向かって冷静に告げたシーン

ジョークだけでは生きられないが、ジョークなしでは生きたくないね。

オリビエ・ポプラン

ラインハルトの直衛艦隊との決戦に臨むヤン艦隊。その前の最後の休み時間の使い方について、戦友のコーネフといつもの掛け合いをする。名言の返しで、「お前さんは存在自体がジョークだろうが」もうまいと思う。

アタシは立派なんかじゃないわ。ホント言うとね、アタシは民主主義なんか滅びてもいいの。全宇宙が原子に還元したって構わない。あの人が、あの人がアタシの傍らで半分眠りながら本を読んでいてくれたら。

フレデリカ=グリーンヒル

ヤンが暗殺された後、民主主義を次の世代につなぐため、政治的代表となる。ユリアンにも軍の代表に就くよう促すが、ヤンがいなくなったことへの深い悲しみを叫ぶ。

勝利か死か、ではない。勝利かより完全な勝利か、だ

ラインハルト=フォン=ローエングラム

独断で動いて失敗したビッテンフェルトに対しての妥協を許さない厳しい一言

百戦して百勝というわけにもいくまい。いちいち陳謝は無用である

ラインハルト=フォン=ローエングラム

部下が作戦に失敗してしまった時に使用されました。

帝国は皇帝の私物ではなく、帝国軍は皇帝の私兵ではない。皇帝が個人的な誇りのために、将兵を無為に死なせてよいという法がどこにある。それでは、ゴールデンバウム王朝の時代と、何ら変わらぬではないか

パウル・フォン・オーベルシュタイン

ハイネセンに到着した直後からオーベルシュタインの命令で始まった、多数の政治家、軍人など著名人の収監。その意図を噂で聞き、帝国と皇帝ラインハルトの誇りについて論じる同僚への一言。

卿らの討議も長いわりに、なかなか結論が出ない様だな

パウル・フォン・オーベルシュタイン

キルヒアイスが死去した後の帝国軍将官達の会議に遅れて参加。長い時間会議をしているのを把握したうえでの発言。

初歩なればこそ、原則であり真理です。

パウル・フォン・オーベルシュタイン

支配者は一部の犠牲者を容認し、全体の利を上げることも必要だと説明するときの言葉。

猛獣というものは、一度野に放てば危険極まる存在となる。 目の届くところに鎖で繋いでおくものなのだ。

パウル・フォン・オーベルシュタイン

ロイエンタールが要職に就くことに反対した本当の理由。

銀河英雄伝説の感想

ヤン的奇略とラインハルト的正攻法が結実させた大事業

ヤン的「枠外」の発想がアニメシリーズを走らせた「腐敗した民主主義」か、それとも「高潔な専制政治」か……、貴族社会や衆愚政治の問題点を鋭く描き出しつつ、様々なテーマと人間ドラマを絡ませ、壮大かつ重厚な戦争と日常を記していった「銀河英雄伝説」の素晴らしさは既に様々なところで語られていますが、本稿ではアニメ版に的を絞ってその歴史的な意義を探っていくことにしましょう。アニメ版銀河英雄伝説が始まった1988年当時、既にいくつものロボットアニメはありましたし、大人の渋みが滲むような作品も少なくありませんでしたが、そうした作品において語られているのはせいぜい、「戦闘」の現場であり、その上部ですべてを決裁していく「政治」や「歴史」までじっくり煮詰めた作品となるとほとんどありませんでした。まだあくまでアニメは子供が観るものであり、でなければ一部のマニアが観るもの、という空気は確かに存在していたのです。そ...この感想を読む

5.05.0
  • いえぽぬZいえぽぬZ
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