芸術性としてのアニメ作品
垣間見える芸術性アニメ本編において、画風が切り替わるポイントがいつか存在します。通常は、一般的なアニメ作品を思わせる画風のアニメ作品ですが、デフォルメされた画風で描かれる場面があります。特に、不思議な絵の中の世界で展開される、感情の表現に特定されているように思われます。わざわざ画風を切り替え、人物の感情表現をするということは、それだけ強調していることの表れだと受け止めることができます。しかし、アニメ本編の物語としては、重要な位置付けの場面ではないように感じます。それなのに、敢えて強調した描写をする意図には考えさせられるものがあります。私が推測するに、一般的なアニメ作品とは位置付けが違うのではないでしょうか。一般的なアニメ作品は、物語とメッセージ性で構成されているものだと考えています。しかし、この「コゼットの肖像」というアニメ作品においては、一般的な作品とは別路線で、芸術性を求めて制作さ...この感想を読む
3.03.0
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