歌あり恋ありの異色の痛快西部劇・「リオブラボー」 - リオ・ブラボーの感想

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歌あり恋ありの異色の痛快西部劇・「リオブラボー」

4.54.5
映像
4.0
脚本
4.5
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
4.0

歌あり恋ありの異色の痛快西部劇・「リオブラボー」 小生が映画の中で男として一番意気に感じた俳優は、国内では三船敏郎、アメリカでは西部劇のジョン・ウェインである。 両者とも男の濃い味の臭いがプンプンする俳優であろう。 監督とのコンビも良く、方や黒澤明と方やジョン・フォードである。 尤も、この映画・「リオブラボー」では、ハワード・ホークス監督であるが、従って、この作品では一味違った西部劇となっているのが面白い。 映画はかっこいい、ファースト・シーンで先ず始まります。  「保安官チャンス(ジョン・ウェイン)は、リオ・ブラボーの街で、ならず者を殺人現行犯で逮捕する。 しかし、この町を牛耳る弟が釈放を要求して町を封鎖、金で雇ったガンマンたちを町に送り込んでくる。 味方はアル中の保安官助手デュード(ディーン・マーティン)、そして町を通りがかった早射ちの若者・コロラド(リッキー・ネルソン)だけだ。 彼らはガンマンとしての意地を賭けて果敢に立ち向かうが・・、」 例によって派手なアクションを主体に、歌あり恋ありの異色の痛快西部劇である。 ディーン・マーティンは、俳優と同時に歌手でもあり、テーマ曲でもある「ライフルと愛馬」を小気味良く唄う。 そして、ニニ・ロッソが奏でるトランペットの「皆殺しの歌」が実に嵌っていて、この2曲とも当時は日本でも大ヒットした曲なのです。 そして、リッキー・ネルソンも、当時ロカビリー・シンガーとして名の成した人物である。 それにしても、ジョン・ウェインの女との恋の駆け引きが、何ともジレッタくて、いじらしくて、こんなところがジョンの良さなのである。

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