迷路の中を疾走するランナーの緊迫感が半端ない! - メイズ・ランナーの感想

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迷路の中を疾走するランナーの緊迫感が半端ない!

4.24.2
映像
4.5
脚本
4.6
キャスト
3.0
音楽
4.0
演出
4.2

目次

迷路の中に引き込まれて行く感覚!

出演者は若手の方ばかりで洋画のマイナーなのも見てたんですが、見たことない人ばかりでした。なので内容だけがっつり頭に入ってきて主役の俳優さん、女優さんばかりの目立つことなく話の邪魔にならずによかった。閉ざされた空間でなぜ閉じ込められたのかどの時代の出来事か全くわからずすすんでいくので取り残されないように話の内容に食いついてこちらも中の状況を把握しようとしてました。あの感覚はなかなか味わえないです。少年たちは自分たちが知っていることを必死に掻き集めて外に出ようとします。安全な囲まれた状態の中で生活を終えようとは思わない。そこも面白い。ただの動物なら危険なことは食料がなくならない限りしないと思います。人間ゆえに追求してしまうんじゃないだろうか。そんな人間の本質を考えさせられます。

自分が何者であるかわからない!

人間は自分が何者であるか知らなければ人生を迷ってしまうということがすごく実感しました。メイズランナーっていう作品名通り実際迷路で迷って身体も記憶も迷路の中で彷徨うそんな状況は映画ではなく本当の世界であったとしたらあんな平和に中で生活はしてないんじゃないかな。メイズランナーの少年たちは選ばれた状態の歳、性別、運動能力、思考、知能、言語などある一定の条件は一緒でありその一緒の集合体で尚且つ全員が持つ障害が記憶を無くしていると言うことで団結意識が芽生える。なんとも計画的に集められているなと話の後半になってはじめて少しずつその空間の意義、意図を分かりかけそうになってうずうずする。人間は違いすぎる人通しだと団結意識は芽生えないと思う。一定の条件、そして一つの問題をみんなで抱えることで団結するんじゃないかと思う。全く違うかもしれないがこの心理は人種差別や障害者、見た目などの差別と一緒のように感じました。

クライマックスに現れる迷路の中と対照的な近代的なモニタールーム

迷路の中では人の内面の本質さを、モニタールームでは近代化した世界を。まるで先進国が発展途上国をモニターで見張っているような錯覚が一瞬してしまいました。この映画は何を伝えたいんだろうかっていうのが頭を離れないです。人が人を支配する。今はそんな時代じゃないと思われているけど、結局は権力者、資産家に踊らされて絞りとられて大半の人は生きている。そんなことが暗に言いたいんじゃないのかと思ってしまいます。しかし、地球の状態も今までとは変わっている地球は無くなって別の星に移り住んだのかとも発展して考えてしまうそんな作品でした。

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