王道な構成のアニメ - ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかの感想

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

4.504.50
映像
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ストーリー
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キャラクター
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声優
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音楽
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感想数
2
観た人
5

王道な構成のアニメ

4.54.5
映像
4.0
ストーリー
4.0
キャラクター
5.0
声優
4.0
音楽
3.0

目次

冒険ものだが手法は王道

なぜこのようなタイトルを書いたのかというと、それはこのアニメ1番の印象だからです。冒険ものでファンタジーで巨乳のヒロイン。この設定だけでもジャンプのような王道の雰囲気たっぷりです。他には主人公のひ弱設定や他にも主人公を馬鹿にするものがいて、いつの間にかライバル視していたりと、すごく王道です。しかもこれだけではなく結局主人公がどんどん強くなっていくという鉄板設定でした。やはりこの設定は面白いということが証明されたアニメでした。物語のキーマンであるところのリリルカ・アーデは裏切るつもりだったが一生懸命で純粋な主人公の姿に惹かれ心を動かされ仲間になるという敵が味方になるおなじみのパターンになっている。ラノベの1番を決める国民投票(SUGOI JAPAN Award2016)で見事グランプリを選ばれたこともあり、私も読みましたし、多くの人が期待したアニメの1つでしたが内容は蓋を開けてみれば意外と王道で、やはりみんなが面白いと思うものは少年漫画のような王道設定なのだろうかと思いました。ジャンプ的な発想が多く展開も含めてかなり人気が出そうで見やすそうなアニメだと思いました。

松岡禎丞がどハマり

声優界でも実力は声優としても知られている松岡禎丞さんが演じ主人公は圧巻のクオリティでしたこの声だから楽しめた、この声だから感情移入移入できた。この声だから名作になった。ともいうべき軸になるポイントである。特に松岡禎丞さんの叫び声は素晴らしく技術の塊だと思いました。ここまで奮い立たせている冒険者の叫びを表現出来る声優は見たことがありません他の声優のかなり良いイメージしていた通りの声を出してくれる。この声優のキャストは有名な声優ばかりで皆さんラジオがうまい、ダン街のラジオもかなり面白かった。

ところどころに隠れているメッセージ

原作者によると背中のステータスの刻印はヒエログリフをイメージして作られているという情報もある、実際見てみるとそっくりなのです。こだわりが詰まった場所が他にもたくさんあるようで例えば正ヒロインはミノタウルスという噂もあります。これは擬人化したミノタウルスがヒロインなのか、一体どいうことなのかよくわかりませんが、原作者がおっしゃっていたので確かな情報のようです。

可愛くなっているアニメ版

キャラデザインに注目してみてみるとキャラクターのデザインの違いに気づきます。ラノベを読んだ側からしますと全員が少しだけ可愛らしくなっているという印象です。もう少しふわっとした印象のキャラも鋭いキャラも全員が可愛さをましてより愛されるようなデザインに仕上がっていました。なぜこのようなキャラデザインになったのかは調べてみても不明なのでわかりませんが、もしかするとこの微妙なチェンジが売れるアニメが生まれる秘密が隠されているのかもしれません。

新しい伏線回収の形を考察

このアニメの中にいくつか不思議な点が急な展開だなと感じる箇所がありました。まずはなぜアイズがベルの事を気になっているのか、ベートがなぜベルの事をあそこまで毛嫌いしているのかなどです。それ以外にもロキファミリアに関しては関係が多くあり、説明不足感が出てしまっていたのが原作を見ていて気になった点でした。しかしながら、もうすぎてしまった工程を説明することができずに、回収しきれなかった伏線のように感じていました。これを解決するには小説を読むしかないのだろうかと、思っていた矢先、制作サイドからスピンオフの発表がありました。まさにこの手があったかといういんしょうで、全ての伏線が回収されていく映像をみることができ大満足でした。スピンオフを見ることで、並行的なストーリーをスピンオフによって立体的で厚みのある物語が出来上がるといった手法は画期的な大発明だと思いましたが、実はもう以前に使われていた手法でした、そのアニメがとあるシリーズです。これかも人気アニメがこの手法をどんどん使っていくことが予想されます。

ダブルヒロイン?ハーレムアニメ?

このアニメを見たときの印象として、ヒロインはヘスティアかアイズかどっちだ?という印象があり、その葛藤は最後まで続き新たな可能性としてダブルヒロインなのかもとも考察できました。ダブルヒロイン自体はさして珍しくもないのですが、このアニメは王道の設定が圧倒的に多くなぜこの部分だけ深夜アニメの雰囲気なのだろうと不思議でたまりませんでしたが、最近の少年漫画を改めて見て見ると主人公の周りには女の子が複数の形も多くあり、時代がかわったなぁという印象を持ちました。ハーレムアニメも王道なのだというのはまったく盲点でした。少年漫画も深夜アニメも段々境界線がうすくなっていて、どんどんボーダーレスになっていくのではないかというのが私の考察です。ダンまちではメインヒロインはどっちだということに気を取られて、気づきませんでしたが、ハーレムアニメの要素を含んでいるのなら今後の展開として、新たな女性キャラの登場も期待できます。

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ダンジョンに出会い求めてもいいと思っています。

主人公の成長が応援できる弱小主人公が成長・修行の中で変貌を遂げていく物語。小説は続編が続いているが、アニメは第1部のみであるため、今後のアニメ制作・放映が望まれる。主人公ベル・クラネルは、縁あって神ヘスティアの加護に入る。性格も能力も気弱なベルだが、大きな目標を前にくじけながらも前に進んでいく、親心的心情を大いに刺激する作品。最初見たときからキャラクターデザインが好き。主人公は子供なのか設定はよくわからないけど、当初スキル弱小の割に人間出来ているというか、お人よしというか、現代日本ではなかなか生きづらい性格をしているのかも。周りに信用できる人(ギルドスタッフや神様)がいるから、なんとか躓かず、まっすぐ進めている感も否めない。まあ、急激に強くなってダンジョンでの稼ぎも上がっていけるわけだから、生活するうえではだんだん困らないはずだけど。最初のほうは弱いから、「おいおいそんなに無理するなよ」...この感想を読む

4.54.5
  • 菜々子菜々子
  • 137view
  • 3003文字
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