全てが高評価のバランスのとれた細部のしっかりとした作品 - MOZU Season1～百舌の叫ぶ夜の感想

スリル満点で内容が厚い作品

この作品に出会ったのは親が偶然撮っていたものをたまたま見たのが始まりでした。そこからハマルのはすぐで、特に内容が好みだったというのが一番です。見た方は皆さん思うであろうが撮影が映画的な雰囲気で行われていてまるで映画を見ているような感覚で見てしまいました。音響を含め、全てが映画仕様で、気合の入り方が見てうかがえる作品で、壮大な物語への展開が予感されると言った印象を持ちました。印象に残るシーンは数多く、何より圧倒的にスリリングで狂気じみた演出が多く、大変好みで、最近のはやりのグロ系作品などでは終わらず、圧倒的に、厚みがあり全てに意味があるのでは無いかと思わせる演出に拍手喝采です。斬新なのが一番気になる謎が全く解決しないまま終わるという点です。この謎は最後の作品でしか解決せず、絶対に次を見てしまう流れが劇場版まで続き、伏線が残ったままでシーズン１は終了してしまいます。

キャストの豪華さ

キャスト陣を見渡すと、その並びで、この作品への気合いがわかります。誰か一人を選ぶことはできないほどの演技力のぶつかり合いで、圧倒的な総合力です。池松壮亮さんの狂気じみた演技には圧倒的なハマリ役を感じさせ、長谷川博己さんの破天荒キャラもこの人以外できないのでは無いのでは無いかと思うくらいでした、このように上げていくとキリが無いのでは無いでしょうか、このようなメインキャストに隠れて個人的にイチオシの演技をするのが伊藤淳史さんである、電車男からこの俳優の演技は大好きなのだか、今回もオタクっぽい役であるがその雰囲気は前回とは違い演技の調整が大変素晴らしいと思いました。机の上に乗っている小道具や機械などもマニアック心をくすぐるものがあるので、止めて見ていただくのも良いです。

次の作品を見るか迷っている方は見ないと損

次の作品を見るか迷っている方がいたら絶対に見てください、今後出てくる新キャラや新展開にはシーズン１から見ている人ならばきっと衝撃が走る伏線回収や謎解き、演出があります。また意外な展開もかなりあり、飽きさせることなく終幕へと導いてくれること間違いなしの仕上がりとなっています。通して見ることでどんどん増幅されていく面白さがこの作品の見どころであり連鎖的な展開をドラマだからと圧縮させるようなドラマでも無く、濃厚なシリーズ作品ですので、小説を読んで、これは小説の方が面白いと思っている方もいれとは思いますが、最後まで見ていただきたいです。