新しいデスノート - デスノート DEATHNOTEの感想

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デスノート DEATHNOTE

5.005.00
映像
5.00
脚本
5.00
キャスト
5.00
音楽
4.50
演出
5.00
感想数
1
観た人
2

新しいデスノート

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
4.5
演出
5.0

目次

連ドラでやる価値あり!

もうデスノートっていったらあの藤原竜也さんと松山ケンイチさんの出ていた映画が連想されるんですけど、連ドラでも見れるなんて楽しみでしかなかったですね。最初は大丈夫かなと思ったんですけどね。キャストが全然違いましたから。なんせ藤原さんのライトと松山さんのLの印象が強烈でしたから。この2人に負けず劣らずのキャラクター性を出せるのかって心配だったんですけど、余計な心配だったみたいですね。むしろ窪田さんのライトの方がより原作に近いというか優しいんだけど、どこか闇を持っている感じが自然と出ていた気がします。ビジュアルも原作に近い感じがありましたしね。優男感がいい感じに出ていたと思います。というかデスノートってアニメでやって映画でもやりましたけど、唯一ドラマではやってませんでしたからね。そりゃあの世界観をドラマで再現するってなったら結構な技術がいりますからね。それがやっと実現されるってなったらもうわくわくものですよ。何せ映画とは違って新しいキャラクターも出てくるとなったら見ないわけにいかないですよね。しかも広告では原作にはないストーリーっていうし、もうこれはなかなかハードル高かったですよ。

リュークとレムの完成度

この二体のCGのクオリティは高かったですね。映画の時も結構リアルでしたけど、さらに動きが自然になったというか合成もより自然にドラマの世界に存在していたと思います。ほんとにいるんじゃないかってくらい溶け込んでいるというか、画面の中にいるから技術の進歩はすごいなって純粋に感心しちゃいましたね。特にリュークがリンゴを食べたりするシーンなんかほんとにリアルでした。もはや誰かが演じているんじゃないかって思っちゃいましたよ(笑)

ライトとLがハマりすぎ

ライトもキラも映画の時よりもハマっているなっていうのが私の印象でした。特にライトは最初ものすごくおどおどしているというか周りとあまりいざこざを起こさない平和主義っていう感じだったんですけど、それがデスノートを手にしてからどんどんどんどん考え方が変わっていくというか人格が崩壊していく様子をすごく分かりやすく演じていたと思います。ドラマの序盤と終盤での変わりようがすごかったですね。Lも松山さんの時の印象が強かったし、山崎さん自体も今までやっていた役と全然違うというか、今まで少女漫画のヒーロー役のイメージが強かったので、正直これはないだろうと思ってたんですけど、意外や意外ハマってましたね。というかむしろこっちのLの方が好きですね。温和なんだけどちょっと冷たいというか。でも後半はちょっと人間らしくなった気がしますね。ワタリが亡くなった時もちょっと感情的になっていた気がします。

敵同士でも友情が・・・

ライトとLは敵同士のはずなのに途中に友情が芽生えてましたね。お互い天才同士だからきっと意気投合できたんでしょうね。Lもずっと孤独を感じていたと思います。天才であるがゆえに孤独だったんですね。だからこそライトとの出会いは運命的なものだったと言ってもいいくらいだったんじゃないでしょうか。きっとライトがキラじゃなかったら2人は親友ともいえるくらいまでの絆を築けていたんじゃないでしょうか。Lもライトがキラじゃないと心の底から信じたかったんだと思います。だから疑いながらもどこかに嘘であってほしいと願いながらキラの正体を追っていたんじゃないでしょうか。ライトもLと関わる中で自分と似たものを感じていたと思います。でも自分の理想を追い求めるためにはどうしてもLが障害になってしまうからしょうがなく・・・っていうのだと信じたいですね。お互いに憎み合っていたわけでもありませんしね。やり方は違っても2人とも思っていることは同じだったんじゃないかと思うんです。2人とも正義感が強いと思うんですよね。ただ、ライトの場合はその正義感が歪んでしまったっていうだけでそれがなければ力を合わせることだってできたんじゃないでしょうかね。

ミサが健気

もうキラであるライトに対して一途に愛情を注ぐミサの健気さがほんと何とも言えませんよね。ライトのためならどんなことも厭わないっていうのはもはや愛というよりも心酔しきってますよね。自分が危険な目に遭っても心配するのはライトのことで。ライトもそんなミサに惹かれていったんだと思います。最初はただミサのファンとして遠くから見ていたけど、一緒にいるうちに彼女の純粋なまでに向けてくれる想いに心打たれたんじゃないでしょうか。だからこそ危険なことに彼女を巻き込んでいいのかと心底悩んだんだと思います。それでもミサが自分のためにならやってくれると信じていたからお願いしたんでしょう。ただ、それ以外にも自分にとって都合のいい手駒とも思っていたのかもしれませんけどね・・・私の中では両想いだったからだと思いたいです。そうじゃなければミサがかわいそうですもん。あれだけ一途に一人の人のために一生懸命になれるって子はそうそういないですからね。でもライトもなかなか酷なことを頼みますよね。まさか人を殺してほしいなんてお願い普通しないですからね。そう思うとライトも目的のために手段を択ばなくなってしまっているんだということが分かってちょっと切なくなりました。

ニア(メロ)の危うさ

結局この子は二重人格だったってことですよね。ニアの時はどっちかっていうとLみたいな雰囲気を持っているというか落ち着いている感じなんですけど、メロの人格が出た時はちょっと恐ろしさを感じましたね。全くの別人と化してしまうというか理想のためにどんなことでもしようとする辺りはライトと同じような狂気を感じるんですけど、ライト以上に危ういなと思いましたね。子どもとは思えない狂気でしたよ。もう少し子どもらしく育ってもよかったんじゃないかなと思うんですけど。というか男の子なのか女の子なのかよくわからない中性的な感じが何とも言えない不気味さというかそういうのを感じましたね。結局どっちなんでしょう?どちらで言っても何ら違和感がないっていうか。でもLの後継者と言われるだけの頭脳は持っているなと思いますね。もしかしたらL以上の頭脳を持っているのかもしれません。キラに対する敵対心はLよりもはるかにもっていたと思います。というか憎しみの域だったと思うんですよね。自分の理想を実現するために彼の存在が邪魔でしかなかったんでしょう。目的は同じだったとしてもそれをキラが実現するのが気に入らなかったんですね。だからこそキラの正体を突き止めることにも並々ならぬ思いがあったと思います。

ラストが怖かった

最終回のほんとに終盤はすごく怖かった印象があります。炎の中で血だらけになりながらデスノートを取ろうとするライトがほんとにただただ怖かったですね。最終回にしてとうとうライトの人格が崩壊しましたね。というかそれを演じる窪田さんの演技力が凄まじいなと思いましたね。というかノートが打焼けているのにそれを手に取ってなおのこと生きようと執着するライトの執念がものすごかったです。デスノートの最終回は主人公が死んで終わるっていうのは知ってたんですけど、今まで見たどのデスノートよりも狂気を感じましたね。ドラマ版が一番怖かったなっていうか最後まで理想を追おうとしたライトの最期にしてはふさわしい終わり方だったのかなと思いましたね。

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