今までのスポーツアニメじゃない
今までにない視点
今までスポーツ系のアニメはいろいろ見てきましたけど、野球とかサッカーとかメジャーなものばかりだったので、ストライドって聞いた時は何のスポーツなんだ?って思っちゃいましたもんね。学生の時に走る時の歩幅でストライドって聞いた気がしたのでそれかなーなんてぼんやり思ったり(笑)まぁ、結果架空のスポーツだったみたいなんですけどね。
でもいざ見てみると全然違いましたね。町の中を駆け抜けるというか。マラソンとか駅伝とかともまた違うチームワークが一番試される競技じゃないかなって思いますね。何しろ使ってるものも現代的というか文明の力を最大限に生かしていると思いますね。うまい具合に活かしてくれていると思いますよ。時代の進歩ってすごいなって感じましたね。なによりランナーとリレーショナーの息が合わないとちょっとでもずれが生じちゃうと試合に響くので少しも油断できないしお互いの呼吸とかが分かり合えないと難しそうだなっていうのがこのスポーツを知った時の率直な感想でした。しかもそれが高校の部活にあるなんてもっと驚きましたよ。町全体をジャックするほどの規模のものまで開催するってことはそれなりに有名なスポーツだと思うんですけど北海道にはそれが届いてませんでしたね。ましてや高校でスポンサーを必要とするだなんてもはや普通のスポーツとは一味違うものを感じましたね。それに見ていると障害物を乗り越えたりするし、道を変えたりしていて体力・知力・反射神経とかそういうのがたくさん必要になってくるっていうのが奥が深いところだと思います。実際にはないスポーツだとしてもこれだけうまく考えられているとほんとに実現していてもおかしくないんじゃないかなと思いますね。
友情が試される
高校生ってだけあって友達同士の絆がすごくよく描かれていると思います。ザ・青春!って感じで爽快感のあるアニメでしたね。走るからっていうのもあってか駆け抜けるように物語も進んでいったなっていう印象を受けました。あとはお互いに刺激し合っていい関係を築いているっていうか、特に陸と尊の関係性はいいですね。お互いにライバル意識バチバチって感じで。最初の方は尊が一方的に陸に対してぐいぐいって感じだったけど、途中から陸も尊の実力に感化されて負けじと頑張ってましたね。あとは少しでもチーム内の空気が悪くなるともろに走りに影響が出るっていうのが分かりやすくていいですね。リレーショナーの指示に集中していないとぶつかったりスタートダッシュをミスしたりとがたがたになっちゃいますからね。でもその分チームが一つになった時の一体感はすごいものがありましたね。
製作陣が豪華
デザインがどこかで見たことあるなと思ったんですけど、それもそのはずですよね。ペルソナ4やゴッドイーターを描いている人が手掛けてるしアニメーションも超有名な人だし、もうこのアニメにどれだけの人たちが携わっているんだって思っちゃいましたね。ちょっと興奮しちゃいましたよ!だからこそより引き込まれて魅せられちゃったんだと思います。声優陣も豪華ですしね~。名前を聞いてわからない人はいないんじゃないかってくらい有名な人がそろい踏みですからね。それにキャラクターにも合ってるし、それぞれのキャラクターの特徴と声優さんの声質がぴったりで文句なしでしたよ。むしろ文句とか何一つないアニメでしたね。久々にこんなに熱くなれるアニメを見た気がします。と同時に屋らしい話かもしれませんがお金がかかってるなーって純粋に思っちゃいましたね。こんだけ豪華な人たちがそろってたらお金がとんでもないと思いますよ。でもその分の利益は間違いなく出てるんじゃないですかね。
ライバルたちとの関係がいい
なんせこのアニメはチームだけじゃなくてライバル校たちとの関係性も良好なのがいいですよね。犬猿の仲っていう感じがなくてお互いにいいライバルだっていう認識でいつも全力で戦っているっていうか。それぞれの学校の特色とかチームの色とかがあるのも分かりやすく描かれていたし、刺激し合っている感じが清々しかったですね。っていうか一番びっくりした学校は西星学園でしたね~。ストライドとは別に芸能人としても活躍しているっていうのには驚きましたよ(笑)しかもそれが代々受け継がれているっていうのがまた面白いところなんですよね。普通だったらけがとか多そうなスポーツ系のものをアイドルグループがやるなんて考えられないんですけどね。それが成り立っちゃっている不思議さがまた魅力的だと思います。何よりリーダーをやっている怜治の声をやっているのが宮野さんですからね(笑)なんとなく納得しちゃう恐ろしさみたいなのもあるんですけど。気のせいなのか基本宮野さんがやっている役って歌う役が多いような・・・(笑)まぁ、はまってるからいいんですけどね。
奈々とお父さんの関係が羨ましい
奈々が元々ストライドをやろうと思ったのがお父さんっていうのがいいですよね。父の背中を見て育ったんでしょうね。確かに仕事のことに没頭して家庭を顧みない冷たい父親だと思うかもしれませんけど、奈々にとってはそれが尊敬できる存在になっていたんでしょうね。だから2人が再会したときはちょっと羨ましいかななんて思っちゃいましたね。お父さんも奈々がストライドを始めたって思いもしなかったと思いますよ。ましてや自分に影響されてなんてなおのこと思わなかったんじゃないでしょうかね。だから自分のいる高校で奈々と一緒にストライドをやりたいっていう気持ちもあったんじゃないでしょうかね。だけど奈々が自分で進む道を決めた時にはそれを応援して貫けと背中を押してくれたのもいい親子の形じゃないかと思います。ライバル校でストライドをやることにはなるかもしれないけど二人とも同じストライドっていう共通点があるからそれまであまりかかわらなかった分これからよりいい関係が築けると思うんですよね。私もこんなお父さんがよかったななんてほんのり思っちゃいました(笑)
尊敬できる父親がいるっていいですよね。自分も同じ道に進もうって思えるくらいの背中を持っているお父さん・・・羨ましい、心底羨ましいですよ。
私的にこのアニメを見ていて青春を感じましたけど、それだけじゃなくて家族の絆も感じられるアニメなんじゃないかなと思います。奈々とお父さんもそうですけど、八神兄弟もなかなか見逃がせない存在だと思います。陸も巴の影響でストライドを始めてましたしね。巴も陸の才能を見抜いていたんだと思います。でも案外不器用というか言葉足らずというか、頭の中はストライドのことしかないからそれ以外のことに頭が回んないんでしょうね。だから陸と距離ができちゃって離れちゃったんですね。そこでちゃんと言えばいいのに言わないから。もしかしたら自分のライバルになるかもしれない存在だから静かに待っているのかもしれませんけどね。自分以上の才能がある存在だと認識している可能性もありますね。あくまでも私の個人的な見解でしかないんですけどね。尊という存在もありますけど、どちらかというと巴の中では陸が一番のライバルだと思っているんじゃないでしょうか。兄弟でもありライバルでもあるなんてこれもまた一つの家族の形というかなんというか。これもこれでいいなと思いますけどね。男兄弟らしくて嫌いじゃないです(笑)
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)