後世に語り継がれるレオ伝説!新たなウルトラマン像を体感せよ!
目次
ウルトラ格闘ヒーロー!後にも先にもない熱血ウルトラマン
まず、この作品を見る上で欠かせないのが後にも先にもないストーリー性。今までのウルトラマンといえば、自分以外の人間には己の本質を隠し、大勢の仲間がいながらも孤独に戦う巨大ヒーロー。いつも自分の葛藤と見つめ合いながら怪獣・星人を相手に戦いを繰り広げる姿に子供の頃の僕たちは『大人らしさ』『男らしさ』そして誰よりも強い『優しさ』を見ていました。
しかし、この作品はそこにこだわらず、すべてにおいて一球入魂のオンパレード!
ウルトラマンレオというウルトラヒーローの設定、周囲の環境、その全てが今までの作品と違うのです。
彼は獅子座出身。甘える、悩む、そして信頼できる師匠がいる!
まず驚くべきは、彼の出身が光の国ではなく獅子座出身ということ!帰ってきたウルトラマンから始まったウルトラマン=光の国出身でなくてはならないという設定はここで一旦のおわりをむかえるわけですが、ではなぜ?彼がウルトラマンとして戦うことになるの?という疑問が生まれてきます。
それすなわち、一種の敵討ちなのです!彼の故郷はとある星人の陰謀によりすでに種としての絶命を迎えており、彼は孤独と向き合いながら単身地球に降り立ち戦いに身を投じることとなります。
そう、彼はすでに孤独。他のウルトラマンと違い、信じ合える仲間もいなければ、仲間どころか故郷も無いのです。
そこで出会うのが、正真正銘、光の国の戦士『ウルトラセブン』。レオは先輩であるセブンを師匠とし、時には『もうできません!』と甘え、『甘えるな!』と喝を入れられ、『どうすればいいんだ…!』と悩み最後には『俺はウルトラマンなんだ!』という、負けるわけにはいかない理由を胸に秘め数々の戦いに勝利していきます。
そこが彼の特徴でもあり、この作品の見所。
そう、ウルトラマンレオとは今までの作品にない、一種のスポ根要素、少しハラハラする度胸試しを味わうことができる今までにないウルトラシリーズなのです!
ウルトラセブンという存在〜のちに続く彼の活躍。新作ウルトラシーリズをより一層楽しもう!
本作品での成長の数々は現代のウルトラシリーズにも大きく受け継がれていくこととなります。
光の国のルーキー、ウルトラマンメビウスでは彼の孤独要素と新たな戦士への想いの継承。ウルトラセブンの弟子であった彼は、セブンの息子であるウルトラマンゼロを弟子とし、父の想いを子に受け継ぐ大きなキーパーソンとして登場します。
無論この作品のみを鑑賞し立派に育つレオの活躍を楽しむだけでもよし。しかしその後の活躍を後々の作品でも楽しむことができるというのも後世語り継がれる本作品の醍醐味となっているのです!
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