涙なしでは見られない - ONE PIECE エピソード オブ ナミ 航海士の涙と仲間の絆の感想

幼きナミ

まず第一に泣けたのは、幼きナミとノジコに訪れた悲劇。取り敢えず、悲劇としておきます。

裕福でなく、自分が暮らすのに精一杯働くベルメールさんが、幼いナミとノジコを引き取った事から感動しました。親らしく…と努力しながらも笑顔絶やさないベルメールさんは、親ならば誰もが感じるであろう愛でした。幼いながらに、2人はその愛を感じ育っていた。村の人々からも見守られ…村全体が家族のような…幼き日々のシーンはまさに、家族愛の話ですね。そんな微笑ましい事は続かず、魚人アーロンに支配された村はお金がなければ住めない…子供2人分は大人1人分のベリーが必要。最初はナミ達の存在を隠していたもののバレてしまい…ベルメールさんがとった行動は、ナミ達を守り自分を犠牲に。なんたる親の愛でしょう…ナミとノジコに笑顔で愛を伝え、笑顔で亡くなる。母親の勇姿と言えるでしょう。

ただ一つ言うのであれば、笑顔とは言え…子供達の目の前と言うのが残酷過ぎって思いました。

泥棒猫

苦難を乗り越え成長する、ナミ達の努力も涙物です。

ナミとノジコは支え合い、村の人々に支えられながら生きてる…その凛々しい姿。クヨクヨしてることも無く、辛いことに変わりはないけど前を見て絶望せずに生きてる姿が格好いい！アーロンにもめげずに、苦しみながらも夢を持つ。どんなに厳しい状況でも、どんなに辛い事があっても夢が持てるという事…諦めずに進む姿。笑顔で生きる姿。夢を目指す人も夢を探す人も、みんな勇気づけられるシーンだと思います！どんな事があっても、夢を諦める必要などないと教えてもらえました。ただナミは窃盗なども覚えました。決していい事ばかりしていたわけでは無い。ただ…そんな間違いを犯した時に、正してくれる人がいる大切さ。自分を怒って励ましてくれる人の存在の大きさ。周りの人達は支えてくれる事、一人ではない幸せも感じられる場面。

笑顔は笑顔を作りますね。

出会い

なんて言ったって、ルフィ達との出会いがナミにとって最大のターニングポイントでしょう！もちろんナミはルフィ達をも騙しました。村のため…アーロンに逆らえないから。ひとり村を守るって格好いいですよね…ナミが時々見せる、滾ったような目は身震いします。恐ろしいわけではなく、決断してるんだな…と思わせる目だからです！ルフィ達もナミのそんな部分を見つけたんでしょうね。ルフィは仲間思いですが、悪い事を悪さの為・自分の為だけにやるような奴は助けません。ところが、ナミに騙されながらもナミを助けようとします。それは、ナミが自分を犠牲にしていると分かったからでしょう。

この作品。ナミが主人公ですが、ルフィの仲間思いな部分は抜けていません。とても重要な部分になっていると思います。ナミの心を純粋に戻し、アーロンの刻印を自らナイフで消し去り、ルフィに助けを求め涙を見せる程まで、ナミはルフィを信頼します。人を信用するには自分が強くなる事、自分から勇気を出すことが大切だと、思い知らされました。

そして人に信頼してもらうには、自分を貫き通す強さが必要だと思います。

ワンピース・アニメ

これは私の純粋な感想です。思いです。

ワンピース作品は、子供だけでなく大人も楽しめる作品だと私は思いました。お子さんはキャラクターへの憧れ心を持つかも知れません。キャラクターの設定も豊富ですから、好きになったキャラクターを知っていくだけでも楽しめるでしょう。小さな子でも楽しめます！社会人や親になった人達が見たら、色々考えさせられることがある作品だと思います。

私はただワンピースが好きで、それぞれキャラクターが好きで観ていました。社会に出て・親になった今、涙する事が増えました。エピソード オブ ナミのよえな作品では、アニメが好きな方々はベルメールさんを、自分の姿と重ねることができるでしょう。アニメなんか…と言うものではありません！素晴らしい作品です。支えることの大切さ・大変さ、支えられる事の大切さ・喜び。考えればとても深い作品でした。

最後に。

他のワンピース作品も是非見てください！ワンピースその物が素晴らしいです！お子さんだけでなく、是非ご家族で！私も子供が大きくなったら、映画館でもテレビでも一緒にみたいです。子供にもアニメを好きになって欲しいです。

既に多くの人がワンピースファンとなっていると思いますが、まだまだこれからも増えていって欲しいです。どんどん広まっていって欲しいですね！このレビューを見て、更に深く考えて見てみよう！周りにも勧めてみよう！という人が増えたらいいな…と思っています。

楽しさも含めて、どんなことを感じる作品なのか…深く勧めて欲しいと思います。良さを伝えて欲しいと思います。人々の想いの交差が素敵な作品だという事を、多くの人に伝えてください！

もう一度観てみよう、と思った方々は是非…友人や御家族と、見てみてはいかがでしょう。もっと楽しめると思います。