ネタがおもしろい!
これもまた捜査官というから。
捜査官や裁判官やらこの手の犯罪もののマンガはいろいろあるんだなあと思っていました。でもこのストーリーって冷食ってマジで食料がらみの話だったんですねえ。冷食っていうタイトルが何かの例えみたいなものかと思っていましたよ。冷食捜査官はとり・みき先生のマンガですよ。グルメマンガ要素もあるのかなあとこの作品の概要を知ってからも思いましたが何かが違いました。
農林水産省とか出てくるマンガって始めてでしたのでびっくり仰天です
ここでなんぞや!と興味がおそろしいほど涌いてきました。自然無添加食品ができたから身体に悪い食品の流通は制約してこの農林水産省が管理などに関わって、でも影で活動している悪い?かどうか100%言いかねるんですが闇の市場で食べ物の取り引きをしようとしている奴らとバトるって話の中身からいろいろと見えてきましたね。でも一見遙か未来の出来事を架空のものとして読んでいく読者が多いと思うんですがこんな話はあり得ないこともないというか、将来日本で食品に関する法律とか考え方とかが急激に変わってしまって世界中で色々と問題やらが起きるんじゃないかと予感させてしまいました。このマンガも予見しようとしている部類なんではないんでしょうかねえ。
しかし主任という主人公、ちゃんとした名前がない
キャラクターのイラストも単純な線ですし主人公は主任ですしこの辺はちょっと遊んでいるというかギャグ風な感じがしますね。しかし食品アレルギーで死んだりする人が出て来たり食べ物って怖いなーというか人の命を紡いでるんだなあと思いました。確かに自分の脳みそもそうでなんですが自信の身体を別個体と考えた時のタンパク質とかも食べ物がなかったらすべて生きていけませんからね。食べ物ってどんだけ大事なんだと考えさせてくれたのがこのマンガのすっごく良いところでした。どっちかというと主婦とかが真剣になりやすいようなネタといえばネタなんですがそれを捜査官を使ってハードボイルド風に描いてまるで男のハードな世界っぽく描かれているのがたまらないんですよねえ。こもマンガを読んでいれば普段コンビニとか行って冷凍食品を何気なく買うときなんかもちょっとぴたりと動きを止めて考え込んでしまう場面もあるかもしれませんよ。しかし実際にも食べるものが変わってしまったら人の身体つきや性格なんかも変わってくるというか必ず影響を受けると思うんですよね。そんな怖さたっぷりです。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)