運命を感じる
見ていて楽しい
サラ演じるウーピー・ゴールドバーグさん目当てでみましたが、すごく面白かったです!たぶん普通の脚本だったら重いテーマになりそうなキャラ設定なんですよね。夫に先立たれ愛するものをと願って精子バンクを利用した母、ずっと亡くなったと思っていた父は本当の親じゃなくて学校の授業がきっかけで自分の出生を知ってしまった娘のゾーラにいきなり娘だという子があらわれてしまったハル!命に関わる問題と向き合った人々のお話をここまでコミカルに、かつギャグすぎてない絶妙なさじ加減がとても良かったと思います。役者の方々もすごく良い雰囲気の方ばかりで!あとまさかウィル・スミスがでているとは思いませんでした!彼の演じるティー・ケーキもまた良いキャラしてましたね。ゾーラとその後良い仲になっていそうな雰囲気になったのがとても嬉しかったです。
家族になる
ゾーラが学校の授業で自分の血液型を知り、ありえないそのことに関して母親に真実を聞くところから話ははじまります。精子提供した人が誰か調べ尋ねるとそこには陽気な白人の男性!母親も提供者の条件として黒人の方を指名していたため、大混乱になります。でも一緒にすごすうち彼に惹かれていくのですが、もし別れてしまったらゾーラは自分との関係がどうなるかと喧嘩。でも結局はパパではなくてという展開!でも家族になるって血の繋がりだけではないのだなってこの映画をみて思いましたね。だんだんと家族になっていく様子が見ていてわかったし、ゾーラが自分のとこの従業員とでかけるときの場面なんてハルはすっかり自分の娘を心配する父親でしたから。もちろん血の繋がっていないことで大変な思いをすることはたくさんあるとは思いますが、すごく素敵な家族でした。
運命のいたずら
この映画で面白いのは人の縁ですね。ハルは結局本当のパパではありませんでしたが、出会ったことは運命だと思うし正解だったと思います。もちろん精子バンクの不手際はありましたが、あれがなければ出会えなかったですしね。そう考えると本当に人の縁って不思議だなって感じました。本来精子や卵子の提供者に会いに行くのは好ましくありません。向こうがどういう環境にいるかわかりませんからね、家庭を持っている場合もあるし。でもこの映画ではいろんなことが絡み合いハッピーエンドになる物語で見ていてとても安心感もあったし、見終わったあとなんかスッキリとした気分になりました。人との縁は何に通じているかわからないので大切にしていきたいなって思いました。
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