弱い高校生が…。 - 史上最強の弟子 ケンイチの感想

良い点

画力、ストーリー、個性豊かなキャラクター達、この３つが大変素晴らしく良い作品と言える。画力に関してははじめは独特な雰囲気を持っているが、それもまた１つの味と言える。ストーリーは中盤辺りが分岐点かな？自分は良かったと思うけど、悪いと思う人も多いと思う。個性豊かなキャラクター達、これに関してはかなり良いと思う人も多いはず、達人級や主人公、仲間達どれをとっても個性的で楽しい作品だと思う。

悪い点

エロ要素が少し多い、謎の宇喜田推し、最後の終わり方が少し残念。エロ要素に関しては序盤から結構頻繁に出てきます。少年誌としては露出も高く好きな人には好まれそうだがもう少し抑え目のがよかったかなぁと個人的に思う。宇喜田推しに関しては、読めばわかるとしかいいようがない。最後の終わり方が少し残念というのは、YOMIのリーダー鍛冶摩里巳と対決後、師匠達の対決も終わりすべて終わった風な終わり方を見せているが、中途半端な状態で終わってしまっている。まだ続きがあるような書き方ではあるがそのまま完結になっている。途中から修行シーンが減っているのも残念。個人的にはしぐれとケンイチの絡みがもう少しほしかった。

総合評価

総合的に見ればかなりの良作なのではないでしょうか。いじめられっこである主人公ケンイチが梁山泊に入門し、達人級という豪傑達から修行を受け、日々鍛錬し強くなっていく物語。物語に出てくる武術は、空手、古流空手、柔術、コマンドサンボ、ムエタイ、古式ムエタイ、ボクシングやテコンドー、ルチャリブレ、骨法、プンチャック・シラット等々。達人級の師匠達の強さがインフレしていて、主人公が強くなっていき次々と名のある不良達を倒していく場面などに面白みが欠けてる部分もあるが…。ラグナレク編やDofD辺りからケンイチや仲間達が強くなっていく様が描かれてる部分が多く夢中になってしまう。YOMIとの対決では強くなったケンイチと闇の弟子であるYOMIとの対決と達人級の師匠同士の対決も有り、その戦闘場面の中で師匠同士の過去の物語や殺人拳、活人拳にお互い向かった過程なども描かれている。上記に書いた武術以外にも色々な武術があり、それらに興味がない人でも読みやすく入り込みやすくなっている。悪い点にも書きましたが最後の終わり方に関してだけは少し残念。もう少し続いてほしかったという個人的な意見もありますが、強くなっていくケンイチをもっと見ていたかったというのが強いかな。