ぶっ飛んだ中に、夢と希望が満載! - スターマン・この星の恋の感想

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スターマン・この星の恋

2.702.70
映像
2.00
脚本
2.00
キャスト
4.00
音楽
3.50
演出
2.00
感想数
1
観た人
1

ぶっ飛んだ中に、夢と希望が満載!

2.72.7
映像
2.0
脚本
2.0
キャスト
4.0
音楽
3.5
演出
2.0

目次

なんじゃこりゃ?!

結論から言えば、ハチャメチャなぶっ飛んだシングルマザーの恋愛ドラマ。絶対にありえない展開の連続で「お腹一杯。もういいです。」と思う人も多かったかもしれない。現に、視聴率だけを言えば最終回までほぼ下り坂だった。でも、でもね、私は好きだなぁ、こういうハチャメチャなお話。何故ならそのハチャメチャの中にちゃんと毎日がんばっているシングルマザーの現実と「私、また恋出来るのかな?」っていうリアルな部分がちゃんと描かれていたから。シングルマザーの話しでよくある、しっかりとした重厚なストーリーと名子役に毎週泣かされる、みたいなものとは正反対のタイプのシングルマザー恋愛物語だったと思う。ここまでぶっ飛んだストーリーだと私はむしろすがすがしかった。きっと、シングルマザーだけではなく、日々単調になりがちな毎日を送っている女性にとっては「こんなの絶対ないわー」と言いつつも広末涼子さん演じる佐和子同様、爽やかの塊、福士蒼汰さん演じる星男に恋したんだと思う。

視聴率は正直。

視聴率の話に戻すと、ずっと下り坂だった視聴率が上向きになった回がある。死んだと思われた星男が宇宙人として目覚める、という展開だった第7話。この回は全体を通して2番目に良い数字を残している。それまで下り続ける視聴率を何が上向きに変えたのか?それは、視聴者は皆、佐和子と同じ気持ちになっていて、「星男!死なないでーー」と思っていたからだ。まんまと、このぶっ飛んだハチャメチャストーリーにはまった人がこの回の視聴率を上向きにしたのだと思う。

女子に過度なSFは要らない。

第7話で上向きになった視聴率が最終回に向かってまた下り坂になっていく。その要因は最終回に向かってSF色が濃くなってしまったからではないだろうか。世界的に大ヒット作であるスターウォーズにしても、SF映画とはいえその中は随所に恋愛話が散りばめられていて、それがSF映画であるにもかかわらず女性ファンも獲得してきた要因ではないだろうか、と考えている。このドラマにおいてもそれは同じで、恋愛モードで楽しみだした視聴者にとって、360度首がまわってしまうような過度なSF表現は要らなかったのではないだろうか?宇宙人として覚醒した星男を、分かりやすく見せるには必要な演出だったのかもしれない。でも、このドラマの視聴者は爽やかの塊、福士蒼汰さん演じる星男に恋するような女子達なのだ。日々頑張っている佐和子に自分を重ねて二人に幸せになってほしいなぁ、と願いながら見ている。そんな恋愛モードの視聴者にとって、過度なSF表現は「所詮、作り話だ」という事に気づいてしまうものだったのではないかと思う。。。と、いいつつも、最後のおち(今をときめく有村架純さん演じる臼井祥子が宇宙へ帰る!)はかなり笑えたので、○!

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