女たちに女心をくすぐられ、女が笑わずにはいられない映画。
本当に何の期待もなくふと手に取った映画だったのですが、いい意味で完全に裏切られた!
それぞれのストーリーにあまりにもドハマリする配役に見事やられました。パソコンでヘッドホンをつけ観ていた私は何度も大笑いして噴出し、旦那には怪訝な顔をされるし、画面には唾が飛び散るし、まさかこんなに面白い映画があったとは全然知りませんでした。危うく人生損するところだった!
しかしやはり思うのは、女子は男子より圧倒的に奥深く、いやむしろ無駄とも言えるほど奥深いところまで、自分の存在意義や、他人にとっての自分の存在意義を見つめ、考え、表現せずにはいられない動物なのだなと改めて実感しました。
女である私も確かにそう。私の前髪なんて誰も気にしちゃいないのに、キマっていないとパンツを穿かずに街を歩いているくらい恥ずかしいし、キマればキマったで世界中の人に見て欲しい。
”女心は複雑怪奇、だから怖くて面白い”と誰が言ったか言わぬか分かりませんが、女たちが紀元前からこれまで、そしてこれからも永遠に男を魅了してやまない理由は、この映画の中にあるのかもしれません。
それともう一つこの映画が魅力的だったのは、仲里依紗ちゃんや足立梨花ちゃんが今よりもずっと初々しい頃で本当に可愛く、片桐はいりさんや山崎真実さんの全くぶれない個性的な演技も見どころでした。
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