郡司のためなら何でもやります。音無可憐って危険な女じゃないですか? - おそるべしっっ!!!音無可憐さんの感想

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おそるべしっっ!!!音無可憐さん

4.004.00
映像
4.17
脚本
4.33
キャスト
4.00
音楽
4.17
演出
3.50
感想数
3
観た人
4

郡司のためなら何でもやります。音無可憐って危険な女じゃないですか?

4.04.0
映像
3.5
脚本
4.0
キャスト
4.0
音楽
3.5
演出
4.0

目次

裏表のあるぶりっ子な姿は、全て愛する郡司のためでした。

私がこの作品を見たのは中学生くらいの頃でした。音無可憐を演じたのは当時可愛くて人気のあった榎本加奈子さんです。率直な感想は、”ぶりっ子”でした。まさしくぶりっ子の鏡のような音無可憐を私は嫌いでした。女子には絶対人気などあるわけがなく、ぶりっ子は女の敵と思ったくらいです。しかし、こういった女こそ男は好きになってしまうので、さらに女子から嫌われる立場の人間です。音無可憐は、男の前だとか弱く見せて、女の前になると口は悪いし態度も良くない、そんな女の子です。こんな裏表がある女を好きになる男がいるのかと本当に不思議に思いますが、実際にいるから驚きです。この作品中だけでなく、現実に男はぶりっ子の女には弱いと思います。すぐデレデレし、ぶりっ子の裏側が全く見えない状況に陥るのです。女からみたら、情けないなと思ってしまいます。

音無可憐の凄いところは、その裏表がかなり差があるという事です。ここまで濃い裏表を持つ女がいるのかと思いました。例えば、”ゴキブリを手で潰す”、男が周辺にいない事を確認してから”タバコ”も吸います。タバコはいいとしても、ゴキブリを手で潰すなんて信じられません。口も悪いし、身近にこんな子がいたら絶対に友達にはなりたくないと心から思いました。

ハッピーエンドで終わって良かったです。振られてたらあの音無可憐は何をするか分からないと思います。

何故、ここまで音無可憐は最低なぶりっ子になったのか、幼い頃からそうだったのか、実は彼女がぶりっ子となったきっかけがあるのです。それが、ある男性に出会ってからです。一目惚れでした。彼女の目にうつった相手が、大学生の武田軍司です。彼を演じた岡田義徳ですが、私はこの頃、彼のことはよく知りませんでした。榎本加奈子は、私の好きな顔で本当に可愛いくて”家なき子”に出演していた時からファンでしたので知っていました。

ストーリーの始めは、郡司が高校三年生の時です。彼が友達と好きな女の子のタイプについて話をしている時に、冗談で嘘のタイプを言い、それを可憐が聞いてしまったのです。その結果、郡司が大好きだった可憐は、郡司が言った好きなタイプになると決めたのでした。それがぶりっ子の始まりです。好きな人のためなら、何にでもなる音無可憐は、少し不思議な子なのかもしれません。普通なら、ぶりっ子にわざわざなろうなんてしないと思うのですが、彼女は、素直にぶりっ子へと変身しました。洋服からバッグなど全てが変わりました。郡司のためなら何でもするという覚悟なのでしょう。一途だなとは思いますが感覚が少しズレています、、。違う見方をすれば郡司の事が大好きでとても一筋です。可憐みたいな人から愛されたら幸せかもしれません。愛されているという実感を毎日感じられるでしょう。ただやっぱりしつこいのは嫌だなと思います。可憐の様に度が過ぎると、いいなと思われても結局嫌われてしまいます。それに友達も出来ないでしょうから、もし郡司と結ばれなかったらかなり孤独な人生を送ることになるだろうなとまで勝手に考えてしまいました。孤独は寂しいです。可憐は先の事など考えないのでしょう。今この時を真っ直ぐな気持ちで生きていたいのかもしれません。それならそれでもいいのかもしれませんが、私には無理だなと感じました。

結果、郡司は最初は嫌がっていたのに少しづつ可憐のことが気になりだして、結局好きになります。郡司はどちらかといえば、ぶりっ子ではなく普段の可憐を好きになったという感じでした。ぶりっ子に男は弱いと聞きますがその通りでした。郡司も結局ぶりっ子の音無可憐が気になり出してその中にある一途な気持ちに気付き、彼女を好きになるのです。男は、ぶりっ子に興味を示すということです。その次は嫌われるか、郡司のように好きにさせるか分かりませんが、興味を持たせるには一つの方法としてありなのかなと思いました。自分に気付いて欲しいからぶりっ子となった可憐は、結果郡司とハッピーエンドで終わります。良かったです、これでハッピーエンドじゃなかったら、音無可憐はどうなってしまうのか心配です。『郡司は私のもの!』とか言って刺したりしそうで怖いです。そう感じたのは私だけでしょうか?悪いストーカーになりそうな気がします。郡司なしでは生きていけなそうです。

音無可憐のコスプレ姿やストーカーぶりはドラマだから許されること、やり過ぎはいけない事をこれから恋愛する子供たちに伝えたいです。

音無可憐のコスプレ姿は沢山出てきました。記憶に残っていますが、何とも今考えると好きな人のためにそこまでやりますかという感じです。普通にいたら警察に職務質問されてそうです。蝶々姿、キューピッドのような姿に、てるてる坊主なども覚えています。ドラマというよりも、お笑いテレビをみているようでした。子供が見たら意外と楽しいかもしれないです。大人が見るよりは、小学生の子が見たら愚痴をいいながら、楽しく見そうな気がします。私の子供は小学生ですが、きっと笑いながらみると思います。

人を好きになることは良いことで素敵なことだけど、恋しか見えなくなるような恋愛は少し危険だと感じました。ドラマだから良いけれど、現実に音無可憐のような女がいたら、ストーカー容疑にかけられそうです。

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子供の頃に一番印象に残っている今でも一番好きな作品

音無可憐の衣装が斬新で愉快ヒロインの音無可憐が大好きな軍司の前に登場するときの服装が本当に奇抜で、そしてその服を着こなしてしまう榎本加奈子さんのスタイルの良さには本当に驚きました。いつも蝶々や白鳥お雛様など何かしらのテーマが必ず存在していて登場の仕方も毎回楽しみになるくらい本当に可愛かったです。ドラマの中で軍司がファミレスでたまたまふざけて言った好きなタイプを可憐が聞いていてそれからこういう格好をするようになるのですが、階段から落ちて本当に頭までおかしくなっちゃうシーンはとても斬新でした。そして一度また普通の可憐に戻る回があるのですが奇抜な可憐に見慣れているために普通の可憐を観るとすこしさびしくなっちゃうのもおかしかったです。今でいうコスプレのような服を普段から着ていて、確実に浮いているのにその空気を一切感じ取ろうとしない気持ちの強さにも子供ながらに感動したのを覚えています。自分の好き...この感想を読む

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