救いはないんですか…!?
某動画サイトで『鬱になるアニメランキング』にランクインしていたので一気に観てしまいました。
ざっと結末をまとめて見てみます。
シュウ→現代日本に戻るものの勝負に勝てず
ララ・ルゥ→消滅?
サラ→望まぬ妊娠、現代日本に帰らず
アベリア→針の筵状態
ナブカ・ブゥ・シス・タブール・ハムド→死亡
見事な総バッドエンドといった印象ですね。
アベリアは生き残ったものの、下手すると処刑になってもおかしくない状況ですし。
主要人物以外で考えても、その後を考えるとあまり希望が持てないのではないでしょうか。
ヘリウッドは独裁者がいなくなって万歳かと思いきや、少年兵の帰る故郷はありません。ハムドの後継者もいないため国家として機能せず、今まで蹂躙してきた他国に報復される可能性があります。
その他国も戦争で人口が激減していますし。
世界全体で見ても、ララ・ルゥが消滅したことで水の確保が完全に不可能になり、環境破壊は止まりません。人間は遠からず死滅することになるのでしょうね。
この作品、”遠い未来の地球のどこか”という設定ですが、少年兵・慰安婦・環境問題
など私たちの世界とリンクする部分が多々あるのでリアルなんですよね。
だからこそ色々想像できてしまって、より鬱になるのかなと思います。
ともあれ見応えのあるアニメでした。
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