これは大阪弁とアラサーの恋と理容ネタを学ぶ漫画です（？） - バーバーハーバーの感想

大阪出身で東京在住のアラサーＯＬが地元のちょっと変な理容師に惚れててんやわんやしたり恋人になったりする話。…なんだけど、それだけじゃなくて理容知識とか理容師あるあるネタが多く盛り込まれたメルへんなギャグ漫画。

ストーリーは主に主人公視点かマスター視点かの二通りを主軸にして進みます。マスターのヘアサロンには毎回色んなお客さんが来て、彼等との会話最中でマスターが「ええなぁ（メルへん）」ってなるのが定番。更にそのおかしな陶酔癖（？）は主人公にもいつしかうつってしまい…という具合です。

まず、登場人物がほぼ大阪弁なせいか、一巻丸々読み終えた後の筆者は無性に大阪弁が喋りたくてたまらない気持ちになりました。関東人なのに。

三十路を目前に、東子が恋愛に関して焦る気持ちは、同世代の働く女性ならきっと共感できる場面が多々あるんじゃないでしょうか。ただこの漫画は、共感する！とか気持ち解る！とかそんな感情移入やらキュンキュンやらする前に、緩い気持ちで読んでそして脱力感と笑いを味わう為の漫画だと思っています。あと理容ネタに「へー！」ってなったり、筆者みたいに大阪かぶれになってみたり（笑）

マスターと東子の恋愛以外にも、見所は盛り沢山です。個人的に気になったのは、ホクロンと美少女大学生の意味深（）な関係。中盤までは全く面識のなかったこの二人が偶然から交流を持ち、この先どう発展していくのか、はたまた何も発展しないのかが知りたくてたまらない。もうお前らもくっついちゃえＹＯ！って言いたくなります。