一人の少女の成長を見守れる作品です
映像の雰囲気がステキだったのでなんとなく見始めたのですが、結果的に最終話まで見てしまうほど引き込まれ、内容がとても濃く壮大な物語でした。
エリンのお母さんが亡くなってしまうシーンでは涙がとまらなくなり、エリンはこれからどうなってしまうんだろう…と悲しい気持ちになりましたが、ここからがエリンの濃い人生がはじまるという感じがしました。
ジョウンさんという素敵な人に助けてもらい、娘のように愛されて育っていく様子や、その後のカザルム学舎での日々の様子は、エリンの強い心や優しさがとてもよく描かれており、そのエリンという一人の人間にも非常に魅力を感じました。
リランに出会ってからも、きっと他の人ならリランを怖がったり虐げたりするところを、エリンは心の底からリランを大切に思い、信頼し、愛したから、お互いに心を通わせることができたんだと感じました。はじめはリランに拒絶されていて、エリンも困っていましたが、そこからがエリンの優しさや強さの見せ所です!こんなに忍耐強くリランを見守るということは、エリンにしかできないのだと感じます。そしてはじめて二人が心を通わせたシーンでは非常に感動しました。
また、オープニングの「雫」という歌もこの獣の奏者エリンの世界にピッタリで、大好きになりました。
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