大人になった今、喪黒福造の名言は真実だと実感する
ある売れっ子陶芸家が昔の恋人と再会しやり直すのだけど、結局は何もかも上手くいかずに別れてしまうといったストーリーは印象に残っています。大人になった今、一度縁が切れたのにはそれなりの理由があるのだと実感します。こどもの頃にテレビで見ていた人は多分大人になって、みんなそう思っているのだろうなと思います。それだけこの作品は多くの人たちの印象に残るものだったと思います。人生そう簡単に幸せは手に入らない、上手くはいかないと教えられたような気がします。取り返せないような状況を主人公本人が気が付き終わるストーリーよりも、主人公が自覚していないものは特に不気味さを感じました。この作品が放送されていた頃は「世にも奇妙な物語」も人気が高く、人間にまつわる不思議な出来事や人間の愚かさや弱さに負けることは、幽霊よりも怖いのだという点は似ていたような気がします。「世にも奇妙な物語」もそうですが、この作品もハッピーエンドで終わるものもいくつかあったようですがあまりインパクトは無かったように思います。主人公たちは喪黒福造に出逢って欲望を叶えられた部分は幸せであって、その先は主人公自身が考え方を変えれば幸せになれたというストーリーも多かったように感じます。
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